ワールドカップ、W杯、WC...日本の活字媒体でも「World
Cup」はいろいろな呼ばれ方をする。もっとも日本語の場合、呼び方は「ワールドカップ」の発音が一般的だから、問題は書き方か?
トップページでも紹介したが、当サイトのタイトルにも用いているように、ホスト国ドイツの母国語であるドイツ語では、「Weltmeisterschaft(ヴェルトマイスターシャフト)」及びその省略形である「WM(ヴェーエム)」という呼び方(書き方)がすっかり定着している。日本語のように、書き方こそカナ表記故に英語とは異なるとはいえ、呼び方は共通というわけではない。呼び方も書き方も違うのだ。これはフランス語やスペイン語でも当てはまる現象である。
2004年11月11日、FIFA国際サッカー連盟は、このワールドカップの表記問題について「お触れ」を出した。
曰く、ワールドカップは英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語では以下のように表記される。
[英語]
2006 FIFA World Cup Germany TM
2006 FIFA World Cup TM
FIFA World Cup TM
[フランス語]
Coupe du Monde de la FIFA, Allemagne 2006
Coupe du Monde de la FIFA 2006
Coupe du Monde de la FIFA
[スペイン語]
Copa Mundial de la FIFA Alemania 2006
Copa Mundial de la FIFA 2006
Copa Mundial de la FIFA
[ドイツ語]
FIFA Fussball-Weltmeisterschaft Deutschland 2006 TM
FIFA Fussball-Weltmeisterschaft 2006 TM
FIFA Fussball-Weltmeisterschaft TM
FIFA WM Deutschland 2006 TM *
FIFA WM 2006 TM *
このように各国語とも3種類の表記が用意されている。このうち、英語とドイツ語に関しては商標登録も行われている。さらに、ドイツ語に関しては「WM(ヴェーエム)」という省略表記も「2006」という開催年を明記することで使用が認められており、これらも商標登録がなされている。ただし、FIFAによると、これらの省略表記はドイツ、スイス、オーストリアのみに有効であり、その他の地域でドイツ語表記を行う場合は上の3つ、つまり完全表記の方を用いるように求めている。
スポーツ新聞などではいろいろな省略形がなされるワールドカップだが、正式名称がきちんと用意されているということらしい。そして、どの名称にも共通するのは「FIFA」というブランド名(!?)だ。