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ハンブルク (ハンブルク州)
「Stadtstaat」(一つの市がそのまま一つの州単位として扱われる都市で、ハンブルク、ブレーメン、ベルリンの3市がこれにあたる)の一つであるハンブルクは、名門ハンブルガーSVのホームタウンである。また、このハンブルガーSVのホームスタジアムであるHSHノルドバンクアレーナ(旧AOLアレーナ)の他、ドイツ国内では人気チームの一つであるザンクト・パウリのホームスタジアム、ミラントアも抱えるドイツ国内有数のサッカー中心地である。
とりわけ、HSHノルドバンク・アレーナは、これまでフォルクスパーク・シュタディオン、AOLアレーナとして親しまれてきたスタジアムであり、1974年W杯、1988年欧州選手権の会場としても利用されている。ドイツ代表の試合もこれまで盛んに行われており、古くはスタジアムが誕生した1953年、翌年に開かれ西ドイツが優勝することになるW杯スイス大会の予選として対ノルウェー戦を行っている。また、1974年の自国開催のW杯では、当時政治的にも注目の一戦とされた東ドイツとの東西対決もこのハンブルクで行われている。決勝リーグでの組み合わせを考え0-1での惜敗としたこの一戦は、ナショナルチームでは活躍の機会がなかったギュンター・ネッツァーがプレーしたW杯での唯一の試合であった(ヴォルフガング・オベラートに代わって69分から途中出場)。また1988年には欧州選手権準決勝対オランダ戦の舞台ともなっている。ここで西ドイツはその後優勝することになるオランダに、互いにPKで1点ずつ得て1-1であった89分にファン・バステンによる決勝ゴールが決まり1-2と惜敗している。2000年にスタジアム改装を行った後、AOLアレーナと改称(ドイツにおけるネーミングライツ売却の先駆け)。2002年W杯欧州予選の初戦がこのAOLアレーナにて行われた。そして2007年7月からはHSHノルドバンク・アレーナへと改称された。
2006年ドイツワールドカップでも会場の一つに選ばれ、グループリーグのアルゼンチン対コート・ジ・ヴォワール、チェコ対イタリア、準々決勝のイタリア対ウクライナなどの熱戦が繰り広げられた。特に優勝したイタリアの試合が2試合行われ、ブルーを基調にしたAOLアレーナ内のデザインは、まさにアズーリの躍進を彩るものとなった。
HSHノルドバンク・アレーナ (旧AOLアレーナ、フォルクスパーク・シュタディオン)
(2006年ドイツW杯開催スタジアム)
収容人数: 55.000人(全席屋根付き、なお国際試合時は50.000人収容)
座席数: 45.000席、立見席数: 10.000席、スタジアム形態: サッカー専用スタジアム
完成年: 1953年 (フォルクスパーク・シュタディオン)、2000年
(AOLアレーナ)
ホームチーム: ハンブルガーSV
スタジアムアクセス:
市内からは、S-Bahnの場合、S3またはS21線で「シュテリンゲン(Stellingen)」下車、そこから歩くサポーターもいるが、バス22系統で「Hellgrundweg
(Arenen)」でスタジアムまで徒歩10分というところまで近づける。また、試合時はスタジアム前のバス停である「AOL/ColorLineアレーナ」までシャトルバスが運行される(この他複数の駅からシャトルバスが出ており、地下鉄などで適宜案内が行われる)。
試合のない日などでもスタジアム正面の「AOL/ColorLineアレーナ」まではバス180系統で行くことができる。歩くのが面倒で、これを利用したければ、S31線のホルステン・シュトラーセ駅で降りてこのバスに乗り換えればよい。
1974年ワールドカップ西ドイツ大会
1次リーグ 1: 東ドイツ - オーストラリア
(2:0)
1次リーグ 1: 西ドイツ - オーストラリア (3:0)
1次リーグ 1: 東ドイツ - 西ドイツ (1:0)
1982年UEFA杯決勝
ハンブルガーSV - IFKイエテボリ (0:1)
1988年欧州選手権西ドイツ大会
準決勝: ドイツ - オランダ (1:2)
2006年ワールドカップドイツ大会
グループリーグ第1戦(グループC):
アルゼンチン - コート・ジ・ヴォワール (2:1)
グループリーグ第2戦(グループA): エクアドル -
コスタリカ (3:0)
グループリーグ第2戦(グループH):
サウジアラビア - ウクライナ (0:4)
グループリーグ第3戦(グループE): チェコ -
イタリア (0:2)
決勝トーナメント準々決勝: イタリア -
ウクライナ (3:0)
ハンブルクでの戦後ドイツ代表(旧西ドイツ代表)戦績
2007年06月06日 ○ 2 - 1 vs スロヴァキア代表 (EURO2008予選)
2005年10月12日 ○ 1 - 0 vs 中国代表
2003年10月11日 ○ 3 - 0 vs
アイスランド代表 (EURO2004予選)
2000年09月02日 ○ 2 - 0 vs ギリシャ代表 (2002年W杯予選)
1988年06月21日 × 1 - 2 vs オランダ代表 (EURO88準決勝)
1987年09月23日 ○ 1 - 0 vs デンマーク代表
1985年01月29日 × 0 - 1 vs ハンガリー代表
1983年11月16日 × 0 - 1 vs 北アイルランド代表 (EURO84予選)
1981年04月29日 ○ 2 - 0 vs オーストリア代表 (1982年W杯予選)
1978年04月05日 × 0 - 1 vs ブラジル代表
1974年06月22日 × 0 - 1 vs 東ドイツ代表 (1974年西ドイツワールドカップ1次リーグ)
1974年06月18日 ○ 3 - 0 vs オーストラリア代表 (1974年西ドイツワールドカップ1次リーグ)
1974年05月01日 ○ 2 - 0 vs スウェーデン代表
1973年05月12日 ○ 3 - 0 vs ブルガリア代表
1971年11月17日 △ 0 - 0 vs ポーランド代表 (EURO72予選)
1969年10月22日 ○ 3 - 2 vs スコットランド代表 (1970年W杯予選)
1967年10月07日 ○ 3 - 1 vs ユーゴスラヴィア代表 (EURO68予選)
1965年03月13日 △ 1 - 1 vs イタリア代表
1963年05月05日 × 1 - 2 vs ブラジル代表
1962年04月11日 ○ 3 - 0 vs ウルグアイ代表
1959年05月20日 △ 1 - 1 vs ポーランド代表
1957年11月20日 ○ 1 - 0 vs スウェーデン代表
1955年05月28日 ○ 2 - 1 vs アイルランド代表
1953年11月22日 ○ 5 - 1 vs ノルウェー代表 (1954年W杯予選)

ブレーメン (ブレーメン州)
ハンブルク同様に「Stadtstaat」であるブレーメンには、ヴェルダー・ブレーメンのホームスタジアムであるヴェーザー・シュタディオンがある。戦前の1924年に造られたこのスタジアムでも、1980年以降ドイツ代表の試合が何度か開催されている。1997年に、予選グループ内で首位争いのライバルと見られていたウクライナと98年W杯欧州予選を戦ったのが、このブレーメンであり、また昨今では2002年W杯予選の合間に、テストマッチとして対スロヴァキア戦を行うなどしている。
2006年ドイツワールドカップの候補地争いでは惜しくも落選したが、大会前年には2005年にはドイツ代表のテストマッチ(対南アフリカ戦)が行われた。

ヴェーザー・シュタディオン
収容人数: 42.500人(全席屋根付き)、座席数:
32.400席、立見席数: 10.100席
スタジアム形態: 陸上競技場タイプ、完成年: 1924年
ホームチーム: ヴェルダー・ブレーメン
スタジアムアクセス:
中央駅からはSバーン10番線「セバルドブリュック(Sebaldsbruck)」方面に乗り、約15分。「ザンクト・ユルゲン・シュトラーセ(St.
Jurgen-Str.)」下車。
市庁舎などの市内中心部からは、Sバーン2番線を利用し、同じく「セバルドブリュック(Sebaldsbruck)」方面に乗って、「ザンクト・ユルゲン・シュトラーセ(St.
Jurgen-Str.)」下車。または、Sバーン3番線に乗り、「ヴェーザーヴェア(Weserwehr)」方面にて「ヴェーザー・シュダディオン(Weserstadion)」下車。後者の方がスタジアムに近い。
ブレーメンでの戦後ドイツ代表(旧西ドイツ代表)戦績
2005年09月07日 ○ 4 - 2 vs 南アフリカ代表
2003年04月30日 ○ 1 - 0 vs
セルビア・モンテネグロ代表
2001年05月29日 ○ 2 - 0 vs スロヴァキア代表
1999年04月28日 × 0 - 1 vs スコットランド代表
1997年04月30日 ○ 2 - 0 vs ウクライナ代表 (1998年W杯予選)
1992年06月02日 △ 1 - 1 vs 北アイルランド代表
1988年06月04日 △ 1 - 1 vs ユーゴスラヴィア代表
1980年02月27日 ○ 8 - 0 vs マルタ代表 (EURO88予選)

ハノーファー (ニーダーザクセン州)
サッカーファンでありボルシアMGのサポーターであるシュレーダー現ドイツ首相のお膝元がニーダーザクセン州。その州都であり、昨今では期待はずれのつまらない万博を開催したことで話題になったのが、ハノーファーである。ハノーファーには、ドイツ2部リーグに所属するハノーファー96というクラブが存在し、そのホームスタジアムとしてAWDアレーナ(旧ニーダーザクセン・シュタディオン)という立派なスタジアムがある。西ドイツを代表するスタジアムの一つで、1974年W杯、1988年欧州選手権の会場にもなったこのスタジアムは、完成した1954年に行われた対フランス戦のフレンドリーマッチ以降、これまでフレンドリーマッチを中心に数々の試合が行われている。例えば、昨今では2000年にルディ・フェラー新監督の力量を試すことになった対スペインとの練習試合が行われている。ドイツ代表はこの試合を4-1と快勝し、EURO2000でのグループリーグ敗退という苦い記憶からのいち早い脱却に成功した経緯がある。いわばルディ・フェラー新体制が確立された場所ともいえよう。一方、これまで予選でのこのスタジアムの使用は、EURO92予選の対ベルギー戦と98年W杯欧州予選の対アルバニア戦の2試合にとどまっている。とはいえ、98年W杯予選の対アルバニア戦は、予選の最終戦であり、ドイツがこの格下相手のアルバニアを辛くも4-3でふりきり、ウクライナやポルトガルが同居する激戦区の中でW杯出場を決めた重要な一戦であった。また、他国同士の試合としては、1974年のW杯ではブラジル対アルゼンチン(結果は2-1でブラジル勝利)というサッカーファンなら誰でも注目する一戦が行われたのも、このAWDアレーナ(旧ニーダーザクセン・シュタディオン)である。
AWDアレーナは、これまでニーダーザクセン・シュタディオンの名称で親しまれてきたが、2002年7月から金融サービス会社のAWDと契約し、名称をAWDアレーナと改めた。2006年ワールドカップに向けた大幅な改築作業も終わり、大会前年にはコンフェデレーションズ杯会場として使われ、日本代表vsメキシコ代表の会場ともなった。また、本大会では、イタリア対ガーナ、スペイン対フランスなどの熱戦の舞台として利用された。

AWDアレーナ
(旧ニーダーザクセン・シュタディオン) (2006年ドイツワールドカップ開催スタジアム)
収容人数: 49.000人(全席屋根付き)、座席数:
41.200席、立見席数: 7.800席
スタジアム形態: 陸上競技場タイプ、完成年: 1954年、ホームチーム: ハノーファー96
スタジアムアクセス:
市電を利用する場合(中央駅やクレップケ駅は地下にあるので注意、また中央駅地下の市電乗場は駅の北側)、中央駅からは3番線か7番線Wettbergen方面行き、または9番線Empelde方面行きで、「ヴァーターロ(Waterloo)」下車、そこから徒歩17分というのが一般的な案内。歩くのが好きという方は、中央駅から散歩がてら歩くことも。距離にして約2キロ。
ヴァーターロ駅で降りてからも歩くとけっこうかかる。むしろ、2つ先のシュタディオン・ブリュッケで降りた方が近い。ただ、この停留所は小さいので混雑が予想される。
中央駅からちょっと歩いたところにあるハノーファーの中心、クレップケからはバスでも1本でアクセスできる。バス131系統を利用すれば、スタジアムの名前を関したバス停までアクセスでき、そこから徒歩3分。。
1974年ワールドカップ西ドイツ大会
1次リーグ 3:
オランダ - ウルグアイ (2:0)
1次リーグ 3:
ブルガリア - ウルグアイ (1:1)
2次リーグ A: ブラジル - 東ドイツ (1:0)
2次リーグ A: ブラジル - アルゼンチン
(2:1)
1988年欧州選手権西ドイツ大会
予選グループ1: デンマーク - スペイン (2:3)
予選グループ2:
アイルランド - ソビエト連邦 (1:1)
2005年コンフェデレーションズ杯
グループリーグ第1戦: 日本 - メキシコ (1:2)
グループリーグ第2戦: メキシコ - ブラジル (1:0)
決勝トーナメント準決勝: メキシコ - アルゼンチン
(0:0 延長1:1 PK5:6)
2006年ワールドカップドイツ大会
グループリーグ第1戦(グループE): イタリア -
ガーナ (2:0)
グループリーグ第2戦(グループD): メキシコ -
アンゴラ (0:0)
グループリーグ第3戦(グループA): コスタリカ -
ポーランド (1:2)
グループリーグ第3戦(グループG): スイス -
韓国 (2:0)
決勝トーナメント1回戦: スペイン - フランス (1:3)
ハノーファーでの戦後ドイツ代表(旧西ドイツ代表)戦績
2007年11月17日 ○ 4 - 0 vs キプロス代表 (EURO2008予選)
2002年10月16日 ○ 2 - 1 vs
フェロー諸島代表 (EURO2004予選)
2000年08月16日 ○ 4 - 1 vs スペイン代表
1997年10月11日 ○ 4 - 3 vs アルバニア代表 (1997年W杯予選)
1994年05月29日 × 0 - 2 vs アイルランド代表
1991年05月01日 ○ 1 - 0 vs ベルギー代表 (EURO92予選)
1986年10月15日 △ 2 - 2 vs スペイン代表
1984年03月28日 ○ 2 - 1 vs ソビエト連邦代表
1982年02月17日 ○ 3 - 1 vs ポルトガル代表
1980年11月19日 ○ 4 - 1 vs フランス代表
1976年11月17日 ○ 2 - 0 vs チェコ・スロヴァキア代表
1973年10月10日 ○ 4 - 0 vs オーストリア代表
1971年09月08日 ○ 5 - 0 vs メキシコ代表
1970年05月13日 ○ 1 - 0 vs ユーゴスラヴィア代表
1968年06月01日 ○ 1 - 0 vs イングランド代表
1967年03月22日 ○ 1 - 0 vs ブルガリア代表
1966年06月23日 ○ 2 - 0 vs ユーゴスラヴィア代表
1964年05月12日 △ 2 - 2 vs スコットランド代表
1959年12月20日 △ 1 - 1 vs ユーゴスラヴィア代表
1957年12月22日 ○ 1 - 0 vs ハンガリー代表
1956年09月15日 × 1 - 2 vs ソビエト連邦代表
1954年10月16日 × 1 - 3 vs フランス代表

ヴォルフスブルク
(ニーダーザクセン州)
ヴォルフスブルクは、フォルクスワーゲン社の企業城下町として有名なハノーファーの東に位置する町である。このフォルクスワーゲン社は、社員の福利厚生の一環としてスポーツクラブを保有し、そのサッカー部門がVfLヴォルフスブルクであった。けっして強いチームではなかったが、サッカービジネスが興隆する中で、フォルクスワーゲン社が企業のイメージアップの一環として同クラブを、ブンデスリーガの中堅クラブにまで育てる方針を決定。そして97/98シーズンに初めてブンデスリーガに昇格すると、以後はブンデスリーガの中堅クラブとしてすっかり定着し、その目標をいとも簡単に達成してしまった。
その後、クラブはさらなる拡大を視野に入れ、チャンピオンズリーグ出場を最終目標にした5ヶ年計画を策定。その中では、老朽化したホームスタジアムであるVfLシュタディオンに代わる、国際試合での利用が可能な近代的スタジアムの新設も計画された。そして、2002年12月に、企業名を冠したフォルクスワーゲン・アレナが誕生。30.000人とおさえられた収容人数だが、サッカー専用故に臨場感あふれる近代的なスタジアムは、新たな町のシンボルに。古き良きブンデスリーガを象徴する立ち見席は8000席維持されたが、折り畳み式で座席としても利用できるようにすることで国際基準もクリアした。
2003年6月には、当地では初めてとなる国際Aマッチ(ドイツ代表vsカナダ代表)が開催された。

フォルクスワーゲン・アレーナ
収容人数: 30.000人(全席屋根付き)、座席数:
22.000席、立見席数: 8.000席
※立ち見席のうち4.000席は国際試合にて座席としても利用可能な折り畳み固定式タイプ
スタジアム形態:
サッカー専用スタジアム、完成年: 2002年、ホームチーム:
VfLヴォルフスブルク
スタジアムアクセス:
中央駅や町の中心部からは徒歩でアクセスすることになる。中央駅からだと約1.2キロほど歩くことになる。「ベルリナー橋(Berliner
Brucke)」を渡って右手方向(東方向)がスタジアムだ。
ヴォルフスブルクでの戦後ドイツ代表(旧西ドイツ代表)戦績
2003年06月01日 ○ 4 - 1 vs カナダ代表
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