ミュンヘン出身のフィリップ・ラームは、FTミュンヘン・ゲルンでサッカーをはじめ、その後名門バイエルン・ミュンヘンのユースに入った。同クラブで順調に成長し、所属チームで2度のユースチャンピオンに貢献したり、またU19ドイツ代表の欧州選手権制覇も経験した。しかし、バイエルンのトップチームと契約する機会はなく、DF補強のメンバーを探していたシュツットガルトのフェリックス・マガト監督によって引き取られることに(2年間のレンタル契約)。 そのマガト監督の下で、ブンデスリーガデビューの機会を得たのが03/04シーズン。開幕戦にて途中出場を果たすと、その後シーズンを通して31試合に出場しチームに大きく貢献した。このことが、当時のドイツ代表監督ルディ・フェラー氏の目にも留まり、2004年のクロアチア代表との試合で代表デビューが実現。この大きなチャンスを逃すことなく、自分をアピールすることに成功したラームは、一気にEURO2004本大会のドイツ代表メンバーに名を連ねる。多くの人が認めるところの、03/04シーズン最も成長した選手である。 もともと右サイドを担当していたが、代表では左サイドバックを器用にこなすオールラウンダー。器用なドリブルから積極的に攻撃を仕掛け、中にも切れ込むチャレンジャータイプ。4バックへと完全移行した現在のドイツ代表にとって不可欠な存在となりつつある。クリンスマン監督からも信頼されており、EURO2004以降も代表につねに招集されている。アジアツアーでもメンバーに名を連ねたが、所属クラブのシュツットガルトでUEFA杯の試合が予定されているため、日本戦のみ参加できず、日本で生ラームが見られないのはショックだった。 それ以上にショックなのは翌年1月に右足をケガしてしまったこと。これでクラブで戦列を離れることになり、代表からも遠ざかることになってしまった。レンタル期間が切れ、05/06シーズンは再びバイエルン・ミュンヘンでプレーすることになったが、ケガのため最初のシーズンは出場機会が20試合に限られた。しかし、2006年にクラブシーンで復活を遂げると、3月の代表戦で久々の代表復帰。 ドイツ・ワールドカップにも間に合い、左SBのレギュラーとしてドイツ・ワールドカップの開幕戦をむかえた。その最高の舞台で、オープニングゴールを叩き込み、世界中にラームの名前をしらしめた。このゴールとその後のワールドカップの活躍で、日本でもラーム株は急上昇。すっかりドイツサッカーの顔ともいうべき存在に躍り出た。 ※1983年11月11日生まれ、170センチ、62キロ。 ※代表デビュー: 2004年02月18日[親善試合]○ 2 - 1 (A) vs クロアチア代表 ※本人公式サイト: http://www.philipplahm.de/
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