ロベルト・エンケは旧東ドイツのイェナ出身。地元の小さなクラブでサッカーを始めると、まもなく名門カール・ツァイス・イェナに入団。ドイツ代表MFとして有名なベルント・シュナイダーからみてちょうど4歳年下の後輩にあたる。シュナイダーよりも早く、96/97シーズンにはブンデスリーガのトップクラブへの移籍が実現。行き先は、古豪ボルシア・メンヒェングラッドバッハ。 最初の2シーズンは控えに甘んじたが、3シーズン目にレギュラーGKの座をゲット。ブンデスリーガデビューとともに、32試合出場を果たした。そして、翌99/00シーズンを前に、ポルトガルリーグの名門ベンフィカ・リスボンから移籍の声がかかる。なんと、ボルシアMGでも監督を務めた名将ユップ・ハインケス監督が、同クラブの監督に就任。新チームのGKとして若きエンケに目をつけたのだ。こうして、若干22歳にて海外クラブでの挑戦の機会を得たエンケは、当地で頭角を現し、また持ち前のリーダーシップからキャプテンを任されるまでになった。 ベンフィカで3シーズンを過ごすと、今度は強豪FCバルセロナからのオファーがあり、更なるステップアップを実現。しかし、ここでは控えGKとして表舞台に立てず、実戦から遠ざかる日々。その後は、バルサからフェネルバフチェやCDテネリフェへと相次いで短期間レンタルも経験した。 バルサとの契約が切れると、2004年夏にドイツへ帰国。ハノーファー96に入団して5シーズンぶりにブンデスリーガへ凱旋。海外での武者修行という貴重な経験をバックに、同クラブの正GKとして活躍中である。 2006年秋には、オリバー・カーンが引退したドイツ代表のGK部門にて、第3GKとして招集を受けた。出場機会こそないものの、自身にとって7年ぶりとなる代表からの招集だった。実はベンフィカへ移籍することになった99年にも、控えGKとしてコンフェデ杯メンバーに名を連ねたことがあったのだ。正直、代表チームでゴールを守るには、レーマンやヒルデブラント、さらにその他のドイツ人GKを相手にした熾烈なポジション争いをクリアする必要がある。これは決して容易なことではない。それでも、彼はGK大国ドイツが誇る優秀なゴールキーパーの一人である。 ※1977年08月24日生まれ、185センチ、78キロ。 ※代表デビュー:
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