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欧州選手権スイス・オーストリア大会
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9月2日、ドイツ代表はアイルランド代表相手にEURO2008予選の最初の試合を戦った。
「ついこの前ワールドカップで盛り上がってたのに、もうEURO2008ですか」という方のために、ここで予選の概要について簡単に確認しておこう。2年後にオーストリア・スイスで開催されるEURO2008に向けた予選では、ドイツはグループDに入り、アイルランド、スロヴァキア、キプロス、チェコ、ウェールズと対戦することになっている。グループの中で上位1、2位のチームが予選突破できる。一般的には、チェコとドイツが優位と見られており、対抗としてアイルランド、スロヴァキア、ウェールズがあげられる。2位までOKなので、ライバル・チェコとの一戦よりも、むしろアイルランド、スロヴァキア、ウェールズといった対抗組をきちんと抑えられるかがカギ。したがって、初戦となるアイルランド戦は予選の中でもかなり重要な一戦なのだ。
この日対戦したアイルランドは日韓W杯のグループリーグで争った強豪。ロビー・キーンのゴールで引き分けに持ち込まれた、鹿島サッカースタジアムでの試合が懐かしい。
当時の守護神オリヴァー・カーンこそ代表を引退したが、そのロビー・キーンは背番号10を背負いアイルランドの中心選手として健在。この日も開始2分に、スティーヴ・フィナンの放り込んだボールをヘディングシュート。惜しくも枠の外だったが、このシュートを皮切りにキーンとドイルの2トップがドイツゴールを脅かす。
一方のドイツの決定的なチャンスは前半13分。中央のバラックが前線のポドルスキに向けて絶妙なラストパス。DFラインから抜け出そうとするポドルスキに、アンディ・オブライエンがユニフォームを引っ張り、強引に体を入れるアイルランド伝統のフィジカルコンタクト。2人の前でバウンドしたボールをヘディングでクリア。そこへサイドから応援に駆けつけたスティーヴン・カー。あろうことか、左手でクリア(笑)。しかも、すぐ後ろに審判。しかし、ハンドは取られず、そのままコーナーキックに逃れる...
それでも審判の微妙な判定にも動じることないドイツ代表。28分にはキャプテンのバラックが前線のポドルスキへロングパス。これをヘディングで相棒のクローゼにつなげる絶妙なコンビプレー。しかもクローゼのヘディングは枠をとらえた完璧なシュート。しかし、相手GKギヴンが右手一本でクリア。さらに、ポドルスキ、バラック、ポドルスキ...とドイツは幾度となくシュートまで持ち込み、ゲームを支配。得点こそ決まらないが、後半につながる試合展開。
後半に入り、最初に決定機を得たのは、またもアイルランド。後半5分、シュヴァインシュタイガーがダミアン・ダフを倒してイエローカードをもらうと、ゴール前で得たこのフリーキックのチャンスに、蹴るのはスティーヴン・リード。放たれたボールは壁を越えてゴール枠内へ。ほぼ正面に飛び込んできたボールに、GKレーマンはキャッチングできずボールを体の前に浮かしてしまう。しかし、CBフリードリッヒがヘディングでクリアしてレーマンを援護。
その7分後には、今度は同じような形でドイツにフリーキックのチャンス。先ほどフリーキックを放ったリードがフリンクスに危険なタックルを浴びせてイエローカード。ゴールほぼ正面でのフリーキックのチャンスに、ボールの周りにはバラック、ポドルスキ、シュナイダー。蹴ったのはポドルスキ。いったんシュナイダーに預けることで、壁の左側からゴールを狙う。すると、壁の左端にいたロビー・キーンがこのシュートをクリアしようとボールに足を出す。しかし、足に当たってコースが変わったボールはゴールへ。こうしてドイツがラッキーなゴールをものにした。
その後もクリンスマン監督からレーヴ監督へ受け継がれた攻撃サッカーを展開するドイツ代表。70分にはいぶし銀の活躍を見せるシュナイダーが、立て続けにペナルティエリア内でシュート、惜しくもDFにクリアされるが、さらにクローゼへラストパスを送り彼のヘディングシュートをお膳立て。残念ながらクローゼのシュートはクロスバーを叩くが、ベテランMF・シュナイダーはW杯後も健在だ。
そしてこの日の試合を締めくくったのは、シュヴァインシュタイガーの豪快なフリーキック。90分、右サイドをドリブルで切り裂くクローゼに、アイルランドDFのリチャード・ダンがペナルティエリアの僅か外でたまらずファウル。直後に放たれたシュヴァインシュタイガーのフリーキックは、ゴール左上を僅かに逸れるが、彼のキックの精度をあらためて確認できるプレー。
結局、16本ものシュートを放ったドイツが、ラッキーなゴールとはいえ、試合全体を支配して勝利。強豪アイルランドから勝ち点3を勝ち取った。予選では試合内容以上に結果が全て。比較的グループ分けに恵まれたところもあるが油断は禁物。勝ち点3を着実に積み重ねていきたい。
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>> EURO2008予選に向けて。
8月24日、ドイツ代表のヨアヒム・レブ監督は、9月2、6日に行われるEURO2008予選(対アイルランド戦、対サンマリノ戦)に向けた代表メンバーを発表した。
前回の親善試合で代表デビューを果たしたマヌエル・フリードリッヒとマリク・ファティが今回も継続して招集されたほかは、W杯時と同じ顔ぶれ。ケガのノヴォトニー、フート、ケールは外れた。
※後日、メツェルダーとハンケがケガのため辞退。VfLヴォルフスブルクのアレクサンダー・マドルングが追加招集された。
GK:
1. イェンス・レーマン (FCアーセナル)
23. ティモ・ヒルデブラント
(VfBシュツットガルト)
DF:
2. マルセル・ヤンセン
(ボルシア・メンヒェングラッドバッハ)
3. アルネ・フリードリッヒ
(ヘルタ・ベルリン)
16. フィリップ・ラーム (FCバイエルン・ミュンヘン)
21. クリストフ・メツェルダー
(ボルシア・ドルトムント)
24. マヌエル・フリードリッヒ (1.FSVマインツ05)
25. マリク・ファティ (ヘルタ・ベルリン)
26. アレクサンダー・マドルング (VfLヴォルフスブルク)
※追加招集
MF:
7. バスティアン・シュヴァインシュタイガー
(FCバイエルン・ミュンヘン)
8. トルステン・フリンクス
(ヴェルダー・ブレーメン)
13. ミヒャエル・バラック (チェルシーFC)
15. トーマス・ヒツルスペルガー
(VfBシュツットガルト)
18. ティム・ボロウスキ
(ヴェルダー・ブレーメン)
19. ベルント・シュナイダー
(バイヤー・レヴァークーゼン)
22. タヴィド・オドンコール
(ボルシア・ドルトムント)
FW:
9. マイク・ハンケ (VfLヴォルフスブルク)
10. オリヴァー・ノイヴィル大帝
(ボルシア・メンヒェングラッドバッハ)
11. ミロスラフ・クローゼ
(ヴェルダー・ブレーメン)
14. ゲラルト・アザモア (FCシャルケ04)
20. ルーカス・ポドルスキ (FCバイエルン・ミュンヘン)
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