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>> 2004年12月16日、「日本代表 vs ドイツ代表」試合観戦記(後半編)    [ 戻 る

日独戦トップページ来日の様子試合観戦記(前半編)試合観戦記(後半編)

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 15分の休憩の後、日本とドイツの選手が再びピッチに登場。交代選手がいないか確認すると、日本代表のFWに玉田を発見。鈴木と交代で後半最初から投入された模様。ドイツの方はメンバー交代なし。今度はドイツのキックオフで後半開始。
 最初のチャンスは、ゴール支配率で日本を圧倒し続けているドイツ。後半開始2分、フリーキックのチャンスに蹴るのはシュナイダー。前線でバラックが合わせようとするが、高すぎて届かず、両手を掲げて後方のGKを攪乱(笑)。それでも楢崎は問題なくキャッチ。
 一方の日本代表はすぐに小笠原が左サイドへ散らしたボールへ、三都主。彼のシュートがゴール前にいたオヴォモイェラにヒットして、コーナーキック。コーナーを蹴りに行く三都主はゴール裏のウルトラスサポーターに両手を広げて煽る。盛り上がる日本代表、しかし得点には結びつかず、
 逆にドイツの攻撃。シュナイダーが右サイドを駆け上がりクロス。これはクリアされるも、足下に落ちたボールをキープして再びシュナイダーが中央のエルンストへ。エルンストがヘディングで後ろへつなぐも、田中誠がヘディングで懸命のクリア。これが左サイドのポドルスキの足下へ。すぐにポドルスキが左足を振り抜くが、今度は稲本が身を挺してクリア。最後はシュルツのロングシュート、これは枠の外。


後半4分、ポドルスキがシュートを放つも、稲本がクリア。


後半5分、バラックのドリブル。藤田がマークにつく。

 さらに6分、中央のクローゼがポスト役になるが、日本の選手2人につぶされてファウル。このうち田中誠にイエローカードが提示される。フリーキックを蹴るのはまたもシュナイダー、クローゼがペナルティエリアのすぐ外にいて、ポスト役を試みる。とてつもなくキモい手つきでボールを処理するクローゼ。一瞬場内が凍りついたと感じたのは私だけ?


後半7分、シュナイダーのフリーキックに、あやしげな手つきでポストプレーを試みるクローゼ。

 それでも、ドイツの攻撃は畳み掛けるように続き、左サイドのシュルツからポドルスキへ。そのポドルスキを稲本が押し倒してフリーキックのチャンス。左45度、ゴールまで35メートルの位置。直接狙うにはやや遠めだが、絶好の位置である。蹴るのはもちろんエースのバラック。ちょうど11月に行われたカメルーン戦でのフリーキックと同じ位置。あの時には、ゴールが決まるも、主審が笛を吹く前に蹴ったということでノーゴールの判定。
 落ち着いてボールをセットし、主審の笛の音を待つバラック。場内、固唾を呑んで背番号13に注目。キャプテンの右足から繰り出されたボールは、大きな弧を描いて、ドライブかかりまくりでゴール左隅の低いところへ吸い込まれようとする。楢崎が横っ飛びで、ボールをキャッチしようとする。蹴った位置からゴールまで35メートルと距離があるので、少しは時間的余裕がある。しかし、風の強いこの日、楢崎は痛恨のキャッチミス。これを逃さなかったのが、ゴール前につめていたクローゼ。右足で、反対サイドへ流し込んで、ドイツ先制!日本代表の作る壁付近にいたエルンストがいち早くクローゼの下へと駆け寄る。メルテザッカーら他の選手が続く。ドイツ側アウェーゴール裏や、ドイツ応援団が陣取るバックスタンド2階席の一部を中心に歓喜の声。


後半8分、左サイド、ゴールまで35メートルの位置でFKのチャンス。蹴るのはキャプテン、バラック。


バラックがゴール左隅を直接狙ってシュート。これに楢崎が横っ飛びでセーブするがキャッチに失敗。


こぼれたボールを、つめていたクローゼが右足でゴールに流し込んでドイツが先制!


ゴールを決めたクローゼへと駆け寄る、エルンストとメルテザッカー。

 先に得点を許した日本代表は、同点に追いつこうと必死である。それまでの消極的なプレーから徐々に解放されというか、吹っ切れた感じである。すぐに9分、左サイドからの三都主のコーナーキックにファーサイドの小笠原がシュート。しかし、これはシュルツがディフェンス。さらに田中のクロスに藤田が中央からシュートを試みるがこれはバーの上。続く10分には高原が中央から自ら持ち込んでシュート。しかし、足下が固まらず、体勢崩れてボールはまたもバーの上。12分にはもう一人のFW、玉田が左サイドを崩して、最後はバラックのクリアでコーナーキック。しかしこのチャンスも点には結びつかず。
 逆に14分、ドイツは日本の攻撃を凌いでシュナイダーのカウンター。ゴール前でクローゼがシュート、DFかGKに当たったボールはコロコロと転がり、ゴールの外へ僅かにそれていく...日本にとっては冷や汗モノの大ピンチ。


ボランチの位置でチームに貢献、ファビアン・エルンスト。

 そして、後半17分、一人の役者が登場。中村獅童、いやバスティアン・シュヴァインシュタイガーである。独りよがりのドリブルでお馴染みの彼が、ポドルスキに代わって左サイドの位置にやって来た。交代から約1分後、ファーストタッチのチャンスが訪れる。左サイド後方でボールを得たシュルツが、シュヴァインシュタイガーに託して、サイドを一気に駆け上がる。もちろん、シュヴァインシュタイガーは、必死こいて走るシュルツを無視してドリブル開始(笑)、さすが役者!一気に日本代表に囲まれて最後は小笠原につぶされる...
 さらに19分、中央のバラックからゴール前でパスを散らしてもらい、絶好の見せ場を与えられる。このあたり、バラックの余裕溢れるプレーには恐れ入った。せっかくのチャンスを頂いた、シュヴァインシュタイガー。フェイントをかけてマークについた加地を翻弄、ワンステップ後ろに下がって、右足でドライブかけてミドルを狙う。その個人技にとりあえず場内唖然とするも、人々の期待(?)虚しくゴールは枠の外...


後半17分に投入されたシュバインシュタイガーが、いきなりコネコネドリブルを披露。


微妙なフェイントで後ろへ下がってからミドルシュートにチャレンジ!しかしゴール右上方へ逸れる。

 実はこのコネコネシュートの時、もう一人の役者が監督から呼ばれていたのを私の双眼鏡は捉えていた。ジーコ監督が大久保嘉人に交代の準備を命じたのだ。それから5分が経過、日本代表は一気に3人の選手を交代することになり、三浦、遠藤も交代を待つべく、第4審判の下へ集まった。
 その後半24分、ドイツのカウンター攻撃が炸裂する。最終ラインでシュルツがキープしたボールは、シュナイダー、クローゼ、アザモアと全てワンタッチで通り、アザモアが前を向いてバラックへ出す。バラックは一気にドリブルで仕掛ける。左サイドには弟分のシュヴァインシュタイガーが、5分前同様のお裾分けをもらおうと併走する。しかし、バラックは2度もパスをくれてやるほど優しいキャプテンではない。むしろ、やんちゃな弟に、お手本となるプレーを示す兄貴分である。
 バラックの脳裏にシュヴァインシュタイガーのシュートイメージが残っていたことは間違いない。彼はゴール前へとたどり着くと、いったん左へフェイントを入れて、右足でドライブをかけてゴール右隅、高いところへ豪快にシュート。まさに、ミドルシュートっつぅのはこうやってやるんだよ!と隣にいる、やんちゃな後輩に示してみせたのだ。


ドイツのカウンター攻撃。バラックの頭にあるのはシュバインシュタイガーが失敗したシュートのイメージ。


シュバインシュタイガーの目の前で、お手本とも言うべきミドルシュートを披露。


ドライブのかかったボールはゴールへと吸い込まれ、バラックは両手を広げて歓喜の舞。


チームメイトが、ゴールを決めたキャプテンのもとへと駆け寄る。


シュバインシュタイガー(背番号7)、また一つ、良い勉強になりました。

 これでドイツが2-0とリード。日本は後が無くなった。そこへ、お待ちかねの日本のやんちゃ坊主が登場。翌日スペインへと旅立つ予定の大久保嘉人である。交代されるやいなや、失点直後のため日本のキックオフまで担当する大久保。シュヴァインシュタイガー同様に、大久保ワールドにも期待が広がる(笑)。
 一方のシュヴァインシュタイガーだが、見知らぬ極東の同系キャラには目もくれず、ミドルシュートのことばかりが気になる(!?)。後半26分、クローゼからのボールを受けてシュートするもこれは楢崎の正面。直後、バラックの腹に小笠原の肘が入ってファウル。小笠原がイエローをもらう一方で、ドイツはシュナイダーに代えてボロウスキを投入する選手交代。
 一方的にドイツに攻め込まれている日本のチャンスらしいチャンスは後半30分。小笠原から左サイドの玉田がもらってドリブルでつっかけ、コーナーキックのチャンス。三都主の蹴ったボールにゴール前にて田中がヘッドで合わせる。しかし、たたきつけたボールは枠の外。


後半28分に投入されたボロウスキ。途中交代選手として中盤でアクセントとなるプレーを連発。


先日のチャンピオンズリーグではバレンシアサポーターに中指立てて挑発してました。

 ドイツは31分、エルンストに代えてエンゲルハルトを投入。先発したオヴォモイェラ、シュルツ同様に代表デビューを果たしたエンゲルハルトは左利きのボランチの選手。これでボランチはボロウスキとエンゲルハルトという2人の途中交代選手が担当。
 後半33分、アサモアが遠藤と福西に挟み倒されファウル。ドイツにとって絶好のFKチャンスに蹴るのはもちろんバラック。バラックの蹴ったボールは日本代表の作った壁を見事に巻いて、ものすごいドライブでゴール右上へ。先制点よりも迫力のあるこのフリーキックに場内は大いに盛り上がるがそれもそのはず、日本の頼れる守護神・楢崎が横っ飛びでこれをパンチング!バラックのフリーキックもすごかったが、これを止めた楢崎も格好良すぎ。さらにコーナーキックのピンチも右手一本でクリア。
 こうなると、今度は日本の攻撃が見たくなる。いくらドイツの攻撃を凌いでも、自分たちが点を取れない日本。頼みの役者大久保の活躍に場内の期待が集まり、応援歌が流れる。

 おぉくぼ・よしと、ラララ、ララーラ、ラララ、ラララ〜♪

 この声に応えて、三浦の左からの攻撃に大久保がポスト役として相手DFを引きつけて三都主へパス、しかし三都主のシュートはカーンがキャッチ。さらに36分、三都主のクロスは大久保に渡らず、一対一の鬼、ヴェアンスがクリア。ここで三都主は西と交代。
 大久保の見せ場らしい見せ場がやって来たのは、後半40分になってから。シュルツのボールをインターセプトした遠藤が、前線の大久保へ。場内注目の中、大久保は格好良くヒールでトラップ。しかしこれが失敗、なんでそんなところでそんな小手先の技を披露するかなぁ...
 一方、日本の役者に押され気味の(?)、ドイツの役者も黙ってられない。後半42分、バラック兄貴のようなミドルが蹴りたーい!と左サイドから同じようなミドルシュートに再度チャレンジ。しかし、やっぱり枠の外。さらに、代表デビューのエンゲルハルトが2分後に放ったシュートも枠を外れて、3分のロスタイムへ。


ロスタイムにはクローゼのだめ押しゴール。結果はご覧の通りです。

 そのロスタイム、日独やんちゃ坊主対決は思わぬ形でエンディングをむかえる。日本が誇るやんちゃ坊主、大久保が左サイドにて、右サイドの遠藤からボールを受ける。この時、本来は左にいるはずのシュヴァインシュタイガーが変則的に右へまわっていて(クローゼが左、アサモアが中央)、日本の左サイドである大久保と一対一を挑むことに。この願ってもない展開に観戦していた私の興奮も頂点に(笑)。
 前日のインタビューでは「高校3年の9月にバイエルンの練習に参加して、そのときにはドリブルとかは通用したと思う」と答えていた日本のやんちゃ坊主。これに対して、猛然とつっかける2つ年下の"ドイツ代表"。なんと高3の時はドリブルが通用したはずの大久保は、ドイツのやんちゃ坊主に決定的な形でボールを奪われ、あとは自己責任にてディフェンスに走り戻る最悪の展開。一方のシュヴァインシュタイガーは、奪ったボールを隣のアサモアに託し、そのアサモアからクローゼへとパスが通る。とにかく1点が欲しくて前がかりになっていた日本のディフェンスは、必死に戻ってきた大久保と、CBの田中誠の2人だけ。そこへ、クローゼの冷静なシュート。大久保は身体を投げ出して止めようとするが、ただ倒れただけの無様な格好。しかしこのボールには何とか楢崎が反応。それでもこぼれ球を拾われて、再びアサモアからクローゼ。もう1回放ったクローゼのシュート、今度はゴール左隅へ。3-0。日本代表完敗、ドイツ快勝で試合終了。


試合終了、お疲れさま。この後すぐにチャーター機で韓国へと旅立ちました。

 終始日本代表を圧倒し、縦パスがんがん通して果敢に攻め続けたドイツ。それに対して、勢いに圧倒されて消極的なプレーで追い込まれていった日本。本来ならば、欧州の強豪相手に日本が"チャレンジ"するはずの「キリンチャレンジカップ」。今日の挑戦者は明らかにドイツ代表の方だった。予選を免除されているドイツ代表にとっては親善試合が自らを試す唯一の機会。彼らは、クリンスマン監督の下、高いチャレンジ精神でもって試合にのぞんでいた。明らかに監督の作り上げた雰囲気はドイツの方が上。最終予選に向けて将来プランが全く描けていない(そう思われて仕方がない)ジーコ監督の日本代表。ドイツファンとしてドイツが示したサッカーには好感が持てたが、日本人として最終予選に向け不安と不満が残る何だかやり切れない展開。
 こうして史上初の日独戦は幕を閉じた。来年10月はアウェーにて再戦することが予定されている両者。もっともその前に6月のコンフェデ杯の決勝トーナメントで顔を合わせる可能性もある。日本とドイツ、その戦いの歴史は、まさに今日始まったばかりだ。

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