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2005年2月撮影(by Tomy1979様)、無断転載禁止



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2005年02月11日(金) ベルリン
04/05シーズン、オーバーリーガ北部NOFV(4部)第20節
テニス・ボルシア・ベルリン vs BFCディナモ 0:0(0:0)
Text & Photographs by Tomy1979様

 Tomy1979様より、オーバーリーガ(4部)の貴重な観戦記を御寄稿いただきました。試合カードは旧西ベルリンのテニス・ボルシア対旧東ベルリンのBFCディナモという興味深いもの。両者が属するのは、オーバーリーガの北部NOFVと呼ばれるリーグ。NOFVは北東ドイツサッカー連盟の略で、旧東ドイツ及び旧西ベルリン地域が範囲。南北に分かれてリーグ戦を行っており、現在はそれぞれのリーグの優勝チームがシーズン後にプレーオフを実施。そのプレーオフを制したチームのみが3部相当のレギオナルリーガへ昇格できるという仕組み。ブンデスリーガを頂点とするドイツサッカーのピラミッド。その各層では、それぞれ週末に試合を行っており、それぞれの試合の数だけドラマがあります。この貴重な観戦記もどうぞお楽しみください。(管理人より)

 ベルリンのサッカーチームと言えばやはりヘルタなんでしょうが、私は個人的にウニオンやディナモといった東側のクラブにも関心があります。いままでウニオンの試合は見たことはあったのですがディナモのほうは見れずにいました。

 木曜日キッカーを買い読んでいると金曜日にオーバーリーガでテニスボルシア対ディナモの試合があることに気がつきました。テニスボルシアと言えば西の富裕層にファンが多いチーム、一方のディナモは旧東ドイツの秘密警察シュタージのチームでファンはネオナチが多いとなんとも対照的なこの対戦。その時点でかなり危険があると予想をし、知り合いのドイツ人からも「行くのか?」といわれたものの、ディナモのファンがどのようなものなのか本当に彼らはネオナチなのか?という疑問はあったので行くことにしました。

 金曜日試合は7時半からなのですが、すこしはやめの方がいいとの知り合いの助言に従い6時30分くらいにテニスボルシアのモーメンゼンシュタディオンの最寄り駅メッセズードへ。最初車内では特段変わったことはものの、Zoo駅を過ぎたあたりで「ディナーモ!ディナーモ!」の応援が聞こえはじめました。といってもヘルタの試合のときに見られる程度のことだったので特には気にもとめずにいるとメッセズードに到着。電車を降りて駅の階段を上ろうとするとフル装備の警官が多数列を作って監視をしていると言う状態・・・。

2005年2月撮影(by Tomy1979様)、無断転載禁止

 駅を出てすぐの通りを右に向かって5分ほど進むとスタジアムに到着します。ディナモ側の入り口にもフル装備の警官が多数いて警備に当たっていました。入り口では厳重なボディーチェックと手荷物検査が行われていました。ディナモ側で観戦した場合、なにか不測の事態が発生する(たとえば喧嘩や警察との衝突など)ことが十分考えられたので警官にメインスタンドへの行き方を聞きメインスタンドへ向かいました。メインスタンドの入り口でメインスタンドからバックスタンドのテニスボルシアゾーンまでの立見席(通常4ユーロ、学生などの割引2ユーロ)を購入しスタンドへ。

 場内では試合前のウォーミングアップが行われていました。私はちょうどディナモのサポーター席とピッチをはさんで反対側のメインスタンドでみることにしました。ふと見るとメインスタンドの端にも多数の警官がいざというときのためにスタンバイをしていました。

 試合前には特段何もおきずいざ試合に。試合は開始3分にディナモがゴール前への絶妙の縦パスから決定機を得るがこれはゴール右。その後は10分にテニスボルシアがチャンスを得たあとは両チームパスがつながらずミスも多く4部でありがちな試合展開に。スタンドのディナモファンも思ったよりもはるかに静かに応援をしていました。前半の最大のチャンスは40分右コーナーからディナモの選手がヘッディングするもバーに嫌われ得点にならず前半はこのまま0:0。

 ハーフタイム1度と言う寒さの中で何もすることがない私はフル装備の警官に話を伺ってみることに。聞いたことは「どれくらいの警官が来ていて、ディナモ戦だからなのか?」というまぁ予想がつきそうな質問。やはりディナモということで普段より多く、またディナモとテニスボルシアのファンが衝突しないようにとのお答え。私の「ヘルタの試合よりも警官の数が多いんじゃない?」という質問にはちょっと笑い気味でしたが。ちなみにディナモ、テニスボルシアのサポーター席はバックスタンドの左右に分かれていて真ん中の部分は警官が30人ほど入って緩衝帯になっていました。

2005年2月撮影(by Tomy1979様)、無断転載禁止

2005年2月撮影(by Tomy1979様)、無断転載禁止

 さて後半の開始早々ディナモのサポーター席で火の手が!そくざに警官がディナモ側のサポーター席に急行。試合の方はといえば前半同様に推移しました。どちらもパスが非常に雑で、動きにも連帯性がなくチャンスらしいチャンスもなくただ時間だけが経過。スタンドでは徐々にディナモのサポーターが熱くなり二度目の火の手とともに一部のサポーターが警官隊と小競り合いをはじめる始末。後半の25分過ぎにセットプレーからテニスボルシアの選手がフリーでヘッディングをするも外れ、後半43分には右サイドからテニスボルシアが早いクロスを入れるとゴール前に飛び込んだ選手でキーパーにとってはブラインドとなりクロスボールをとりそこねゴールインしかけるも何とかキャッチ。

 そして結局あまり見所なく0:0で試合は終りました。後半は特に試合よりもスタンドの方に目が行ってしまったとはいえ・・・。

2005年2月撮影(by Tomy1979様)、無断転載禁止

2005年2月撮影(by Tomy1979様)、無断転載禁止

 試合後さっさとかえるに越したことがないので駅に向かうと、駅ではフル装備の警官が駅の入り口からホームに至るまで列を作って試合前以上の厳重警戒態勢に。私はホームの端で帰りのSバーンを待っていましたが、工事の関係でなかなかSバーンが来ず、5分ほどあとにディナモサポーターが大声で歌い、すこし暴れ気味で到着。再び警官に「ネオナチなのか?と聞けば「やつらは単なるフーリガンだ」とのことで。Sバーンの車内にも警官が乗り込み厳重警戒でした。こんな厳重体制はベルリンで初めてだったので大変疲れた観戦でした・・・。

最終更新日: 2005年03月02日

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