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2002年10月04日(金) デュイスブルク
MSVデュイスブルク練習見学
Text & Photographs by わか様

 2002年10月01日〜09日にドイツ西部を中心に観戦旅行をされた、わか様から現地観戦記とともにデュイスブルクの練習見学記を寄せていただきました。デュイスブルクは、日本でもお馴染みのピエール・リトバルスキー氏が監督を務めるブンデスリーガ2部のクラブ。憧れの選手や監督に接することができサインなどをもらえる大チャンスでもある練習見学は、サッカー観戦旅行のもう一つの楽しみ。この見学記は、たいへん興味深いです。(管理人より)

 デュイスブルグHBF(中央駅)から地下鉄U79号線に乗り換え、3つ目のメイドリッヒ駅で下車する。メイドリッヒはデュイスブルグの高級住宅街で、駅前のマルクト広場には有閑なオバサマ達がおしゃべりしている。そのにぎやかな広場と反対の方向がウェストエンダーシトラッセで人気のいない、ひっそりとした通りとなる。その通りを5分ほど歩いた所にブンデスリーガ2部、MSVデュイスブルグの練習場がある。

2002年撮影(by わか様)、無断転載禁止

 2部とは言え、今年で創立100年を迎える名門チームである。立派な門構えの入り口を抜け、これまた広い駐車場を抜けるとファンショップとクラブハウスが現れる。敷地内にはファンショップもあればテニスコートもあれば武道館もある。サッカーグラウンドは4面あり、プロ2面、アマチュア2面が使っている。アマチュア用コートは誰でも使っていいそうである。うらやましい。横浜のどこかのプロチームに貸してやりたい。
 ファンショップでレプリカユニとマフラーその他を買い込み店員に練習場所を聞く。広大な敷地の中を延々迷い、幾人もの人に聞いてやっとプロ用コートに着いた。

2002年撮影(by わか様)、無断転載禁止

 目当ての人はそこにいた。ピエール・リトバルスキ。前レバークーゼンコーチで元横浜FC監督。ユルゲン・クリンスマンと一緒に90年イタリアワールドカップを優勝に導いた人。身長168センチの彼は他の選手と比べてもひときわ小さく、ブンデスリーガの一流選手としてすごした姿はいまだに想像できない。

 選手はアップの最中なので、リティはホペイロと二人でゴールマウスを立て、ボールを広げて準備をする。選手のアップはまだ終わらず、暇をもてあましたリティはなんとゴールマウスに向けてフリーキックの練習をはじめる。その合間を縫ってプレスの写真撮影にも応じる。スポンサーから提供されたスクーターの記念撮影らしい。なかなか忙しい。

2002年撮影(by わか様)、無断転載禁止

 フリーキックの練習を見ていると、彼の技術の高さに改めて驚く。引退してもう7年位たつと思うが、そのテクニックは未だに一流で少なくとも1対1の練習、というような場面では現役選手と比べても全く遜色ない。(というよりリティのほうがうまい)。その根底にあるものは・・背の低さをカバーするテクニック、絶対負けたくないという意地、そのような面があると思う。横浜FCの監督をやっていた当時は、選手の誰よりも監督の方が上手かった。組織サッカー全盛となってしまったJリーグ、タテポンサッカーしか見れないJ2、そういう試合ばかり見させられている私にとってリティのプレーは懐かしくもありうれしかった。

2002年撮影(by わか様)、無断転載禁止

 練習はミニゲームが主体で10分くらいでどんどん入れ替わるJリーグチームでもよくみかけるもの。但しパスのスピード、一つのプレーの自己主張がかなり強く、アットホームなJリーグのチームとは雰囲気が全くちがう。選手から見れば、ただでさえハングリーな2部で、それもレギュラーが取れるかどうかというのは生活に直結する切実なものなのだろう。激しいフジカルコンタクト、怒鳴りあいのコミニュケーションを見てるとそう思う。そしてリトバルスキも自らビブスを着てプレーに参加する。彼は主としてディフェンス側に回り、攻撃側と対峙する。彼はゴール前では本気で止めに入った。抜かれると悔しがり、怒る。「シャイッセ!!ナイン!」と。負けず嫌いな性格のは横浜FC時代から承知しているが、そもそも監督が練習に参加してコーチがそばで見ているというのはどういうことか。コーチいらないじゃん、そんな気がする。

2002年撮影(by わか様)、無断転載禁止

2002年撮影(by わか様)、無断転載禁止

 練習が終わり、クールダウンをし、選手は引き上げる。リティがクラブハウスに向かうのを確認して引きとめサインをもらう。
 リティ 「イツ、ドイツニキタノデスカ?」
 私   「昨日からです」
 リティ 「サッカーノシアイハミルノデスカ?」
 私   「明日はグラードバッハ、明後日はデュイスブルグの試合を見ます」
 リティ 「ソウ!!ソレハヨカッタ。タノシイシアイヲスルヨ。ヤクソクスルヨ。ソレジャネ」

2002年撮影(by わか様)、無断転載禁止

 リティと話をするのは三ツ沢以来だけど、話し方、愛想のよさ、楽しさは少しも変わっていなかった。他の見学者も帰り始めたので私も引き上げる。このメイドリッヒ地区はライン川のふもとにある。私はバスでライン川沿いまで出て、少し風に当たり、ユースホステルに帰った。明日はボルシア・メンフェングラードバッハ対アルミニア・ビーレフィルトの観戦である。

最終更新日: 2002年11月01日

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