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2005年09月15日(木) ハノーファー
ハノーファー96練習見学記
2005年9月に北ドイツを訪ねた時、ブレーメンとハンブルクで欧州カップ戦を観戦することができた。ブレーメンで、CLの対バルサ戦を観戦した翌日、朝からハンブルクへ移動。午後になって駅前のホテルへチェックイン。
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チェックインしたものの、夜の試合(UEFA杯1回戦、対FCコペンハーゲン戦を観戦)まではまだ時間がある。ハンブルクでじっとしているのももったいない。すぐに、中央駅へダッシュ。列車に乗ってハノーファーへ向かった。
ブレーメン、ハンブルク、ハノーファーは互いに近い距離にあり、急行列車に乗ればどこも1時間足らずでアクセスできる。特にハノーファーは交通の要所。ハンブルクやブレーメンからどこかへ向かう際、多くの列車はハノーファーを通ることになり、またハノーファーで乗り換える場合も多い。逆も同様である。
練習が行われるのは「Mehrkampfanlage」と呼ばれる練習場。ホームページの練習スケジュールで「MKA」と略記される、この練習場は、ホームスタジアムであるAWDアレーナの脇に位置する。AWDアレーナまでは、中央駅から市電ですぐ、と言いたいところだが、市電の停留所からはやや歩く。市電といっても、中央駅の地下から出るので、まるで地下鉄。途中から地上へ出る。
スタジアムの最寄駅は「ヴァーターロ(Waterloo)」駅だと案内されていることが多いが、実際は、その先の「シュタディオン・ブリュッケ(Stadionbrücke)」駅で降りた方が近い。前者は地下にある駅だが、後者は地上の停留所だ。


練習場へ着くと、見学者と思われる人々がちらほら。それでも平日の午後、けっして人は多くない。スタジアム周辺はスポーツ公園のようになっていて、散歩したり、ジョギングしたりする人々が行き交う。一流クラブの練習場とは思えない牧歌的な雰囲気だ。
やがて、AWDアレーナ内の駐車場に選手が出てくる。おそらくスタジアム内の更衣室を利用しているのだろう。先に現れた多くの選手が、ファンは中に入れない駐車場内で談笑する中、ブルダリッチ選手はファンの集まる柵のところへ。馴染みのファンに話しかけ、柵越しにサインにも応じてくれた。
今回、ミーハーな私はブルダリッチ選手とメルテザッカー選手、このドイツ代表の2人に絞ってサインをゲットするつもりだった。てなわけで、早速目標が一つ達成された。これで、ハシェミアンのサインで我慢するという代替案を使う必要がなくなりそうだ(笑)。
あとは、お目当てのメルテザッカー選手を待つ。思えば、2004年12月にドイツ代表として来日した際、成田空港で見かけた彼は、とにかく長身で、かつ若かった!数ヶ月前まで10代でした、という雰囲気プンプンだった。(参照リンク「2004年12月14日、ドイツ代表が日本にやって来ました。」)
そのメルテザッカーがやって来る。長身ゆえに、遠くからでもすぐ判別できる。近づいてきたメルテザッカーは、あの時とは違って、少し、いやかなり大人になった雰囲気(失礼)。貫禄というか、スターのオーラというか。まあ、コンフェデ杯等を通じて、この1年で大きく成長した証だ。
そのメルテザッカーから無事サインも頂き、本日の予定はほぼ終了(笑)。あとは練習でも見学するか。

ランニングを行うブルダリッチ選手やメルテザッカー選手ら

イラン代表FW、ヴァヒド・ハシェミアン選手
練習はランニングからスタート。ファンは、練習場脇のスペースへ入ることができ、そこから選手たちを眺めることができる。練習が始まる頃には、どこからともなく、暇そうなオヤジたちが集まりだす。馴染みの顔も多いようで、互いに挨拶をかわしている。
皆の関心は一つ。2日後に控えたアウェーのバイエルン・ミュンヘン戦に向けて、選手がどれだけ調整できているかだ。
一通りの軽い運動が終わると、いよいよボールを使ったトレーニングが始まる。パス交換から始まり、やがては、ミニゲームへ発展。途中、何度も監督がプレーをとめて選手の動きを確認する。ベテランのエヴァルト・リーネン監督、特に注意を徹底させているのが、ボールを持っていない選手の動き。隣で見ていたオヤジサポは、いちいちプレーを止められるのが癪に障るのか、彼を「先生」と揶揄していた。

スキンヘッドがトレードマークのイリ・スタイネル選手

小柄な体でボールを操るアルティン・ララ選手

イラン代表FW、ヴァヒド・ハシェミアン選手

動きを確認するエヴァルト・リーネン監督

全員集めて、リーネン先生の講義が始まる。
お待ちかねの紅白戦が始まったのは、練習が始まり1時間ほどが過ぎてから。仮想バイエルン・ミュンヘンとは程遠い、ハノーファーの選手同士のぶつかりあい。紅白戦ともなると、選手も必死、2日後の試合でピッチに立つべく、高いパフォーマンスを披露しようとする。
実戦形式故に、各選手の連携に綻びが見つかることもしばしば。DFラインではメルテザッカー選手が他の選手と大声で言い合いになった。ケンカ寸前の争いに対して、チームメイトが仲裁役を務める。スタジアムで観戦する試合とはまた違い、目の前で真摯にサッカーに取り組む選手たちの息遣い、これを楽しめるのは練習見学の魅力だ。サインをもらえることだけではない。

紅白戦のキックオフ!

トーマス・ブルダリッチ選手
夜の試合があるのでそろそろハンブルクへ戻らねばならない時間となった。残念ながら最後まで練習を楽しむことはできなかったが、ハノーファーまで来てよかったと思う。充実した午後を過ごすことができた。
私は、ハノーファーを後にして列車でハンブルクへ戻ると、駅前のホテルで荷物を入れ替え、すぐにAOLアレーナへ向かった(続きは、UEFA杯1回戦「ハンブルガーSV
vs FCコペンハーゲン」観戦記にて)。
[ 追 記 ]
練習見学から2ヵ月経った2005年11月、リーネン先生は成績不振を理由に解任されてしまった。後任として、同じく先生タイプのベテラン監督、ペーター・ノイルーラー氏が就任することになった。
最終更新日: 2006年01月07日
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