Click here to visit our sponsor
2005年2月撮影(by Satoshi)、無断転載禁止



スポンサー
Click here to visit our sponsor
 
>> ドイツサッカー 現地観戦記   [ 観戦記トップへ戻る ] [ トップページへ戻る

2005年02月23日(水) ハンブルク
ハンブルガーSV練習見学記

 2005年2月にドイツに行った際、ハンブルクへ行く機会があったので、HSVの練習見学をすることができた。
 ただ、時間が空いていたのは午前中だけ。というわけで、早朝ミュンヘンから格安フライトで移動開始。

 前日ミュンヘンにいた。夜は、もちろんチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦「バイエルン・ミュンヘン 3-1 アーセナルFC」の試合を観戦した。チャンピオンズリーグは夜8時45分キックオフ。だから、試合が終わって、スタジアムで余韻に浸っていたりすると、平気でスタジアムを出るのは夜11時過ぎになる。うまい具合に夜行列車とかがあれば、そのまま中央駅へ行って夜行に乗って、翌朝次の目的地...ということになるのだが、残念ながらそうもいかなかった。

 幸い、翌日予定されていたハンブルクでの用事は昼過ぎからで、それまでにハンブルクへ移動すればよかった。もっともハンブルクまではミュンヘンからだと列車を使ったらかなり時間がかかる。飛行機での移動がベスト。しかし、飛行機はやっぱりカネがかかる。そこで、格安フライトを探していると、発見!「flydba.com」。dbaという、ミュンヘンを拠点としてドイツ国内を中心に格安フライトを展開する航空会社だ。ハンブルクまでのフライトは、一日に9便近く飛ばしており、時間帯によって値段が違う。最安値の25EUR(空港使用料など別)で飛べるのは早朝フライト。安くて、早く目的地に着ける、即申し込みをした。

 とはいえ、まあ予め分かっていたことなのだが、寝る時間がない...CLが終わって、混雑するスタジアム周辺を抜け、ホテルまでたどり着いたのは0時過ぎ。テレビをつけたら、アーセナルGKレーマンの敗戦インタビュー、お疲れ様である。それ見ながら、必死に荷造り。それからシャワー浴びて、翌日以降の準備でノートPCたたいて、なんだかんだで寝たのは2時半くらい。

 飛行機は早朝6時15分発。1時間前の5時15分に空港入りするのが目標。ミュンヘンの空港までは中央駅からSバーンで約40分。朝だと本数も限られていて、4時30分前には中央駅に行きたいところ。自分の泊まっているホテルからだと中央駅までタクシーで約10分。てことは、4時15分チェックアウト。というわけで、逆算して3時45分起床。1時間以上寝られた万歳...

 残りの睡眠は移動中にとるということで、空港へ。Sバーンでも飛行機の中でも爆睡(飛行機はともかく、列車の中で朝寝ている人って少ないよね in ドイツ)。

 7時半過ぎ、飛行機がハンブルク空港へ向けて高度を下げ始める。厚い雲の中を抜けて、やがて眼下にハンブルクの街並み...!なんと一面銀世界、思いっきり雪景色。寒そう...

 到着後、とりあえず中央駅へ荷物を預けに移動。実は、この日はボンに泊まる予定で、また夜に列車での移動が控えているというタイトスケジュール。それから、いざハンブルクのAOLアレナへ。現在、ハンブルガーSVはこのAOLアレナに隣接する練習場を使って練習を行うことが多く、事前に11時から練習開始であることをネットで確認していたのだ。

 AOLアレナの最寄駅となるシュテリンゲン(Stellingen)はSバーンのS3、S21線の駅。いずれの路線も中央駅から直通。シュテリンゲンからはバスを利用。試合のある日は臨時バスが出るらしいが、試合がない日はバスの本数はひじょうに少ない。1時間に1、2本。ちょうど、駅の前にAOLアレナと行先表示のあるバスを発見。運ちゃんにきくと、もちろん停まるとのことなので乗車。一路、AOLアレナへ。

2005年2月撮影(by Satoshi)、無断転載禁止

無断転載禁止
#11 ベンヤミン・ラウト選手のサイン

無断転載禁止
#32 高原直泰選手のサイン
 さすがに試合日でもなく降りたのは自分だけ。時間は10時。練習開始まで1時間。スタジアムにはショップ、ミュージアム、レストランが併設されており、試合がない日でも練習見学を組み合わせれば十分に楽しめる環境。周りは、旧スタジアム名からも分かるようにフォルクスパルクという広い公園。まずは、スタジアムショップでお買い物。それから、練習場へ行くと、エミール・ムペンザが別メニューでランニング中。この日は雪、しかもかなりの降り方、練習あるのかなぁ...と思っていたが、ムペンザは淡々と走り続けていた。

 周りにいたファンと思われる人は自分とあと1人のドイツ人だけ。しかもその人も、HSVの練習見学は初めてだと言っていた。ホントに練習やるの?という寂しい雰囲気で、しかもめちゃ寒かったが、とりあえず駐車場には高級車がズラリ。選手がスタジアムに集まっていることに間違いはなかった。

 やがて時間の11時になると、スタジアム横の用具室みたいなところから、練習道具を選手自らが分担して運びつつ登場。隣接する練習場までの区間がファンとのふれあいの場。数人の地元ファンも集まってきていた。まずは若手選手が登場、それからバルバレス、ラウトなどの人気どころ。別メニューのムペンザ以外、ほぼ全選手を確認することができた。バルバレス選手の次に、ラウト選手からサインをもらい、振り返ると、用具室をドアのガラス越しに覗き込んでいる選手を発見。高原選手だった。それから高原選手も練習場へ向かう。挨拶して、サインや写真をお願いする。「こんな大雪でも練習あるんですね?」という素人質問にも、「サッカー雪関係ないっすからね。練習場のピッチもヒーター付いてるし」と答えてくれた。

 正直告白すれば、今まで自分は海外で活躍する日本人サッカー選手にちょっとした偏見を持っていた。海外でプレーする選手といえば、成田空港でブランドものの怪しい服着て一人ファッションショーするような人だと思っていた。常に、マスコミが張り付いていて、通訳とかいたりして、身の回りの世話とかさせているような印象があった。しかし、この日、雪の中で練習場にいた日本人は高原選手一人だけ。彼もまた、練習の準備を手伝い、黙々と練習メニューをこなしていた。もちろん練習中使われるのはドイツ語のみ。そこには手伝ってくれる人も、ちやほやするマスコミもいなかった(まあ、雪だったからかもしれないが)。彼は並み居る有名どころの選手に混じって、レギュラーの座をかけ、必死に努力していた。
 
 繰り返しになるが、雪の日の練習場。場所はハンブルクの中心部から離れた人気の少ない森の中。周りで見守るのはファン数人。そんな地味〜な環境の中で、彼は好きなサッカーの世界で一人挑戦を続けていた。そんな彼の後姿は、正直格好良かった。

2005年2月撮影(by Satoshi)、無断転載禁止

2005年2月撮影(by Satoshi)、無断転載禁止

無断転載禁止
#10 セルゲイ・バルバレス選手のサイン
 満員のスタジアムのピッチに立つ。あの大舞台でのプレーの影には、こういう日々の地道な努力の積み重ねがあるのかと、あらためて感じた。もちろんそういうことを全く知らなかったわけではないが、日ごろ目にすることのない世界を垣間見ることができた感じだ。自分も、「今日の試合はノーゴール、先週は1ゴール...」という得点結果だけのメディア報道だけにとらわれていた人間の一人だった。だから、J SPORTSでHSVの中継があっても、高原がゴールを決めない...すると、何でこんな試合を放送するんだ?と思うこともあった。しかし、この日を境に、ゴールを決める決めないは別にして、HSVの中継がある時は、とりあえず試合を最後まで楽しもうと思うようになった。

 このように、練習見学っていうのは、テレビからでは伝わらない選手の日常を垣間見れる興味深い世界だと思う。スタジアムでの観戦同様、現地に行く機会のある方には、ぜひチャンスを作って足を運ばれることをオススメしたい。

2005年2月撮影(by Satoshi)、無断転載禁止

 練習見学後、スタジアム内のレストランで昼食。温かい飲み物で体を温めてから、再びハンブルク中央駅へ。おみやげに買ったHSVグッズやサイン色紙をロッカーに預け、何事もなかったかのようにアポイント先へ向かった。

最終更新日: 2005年05月15日

観戦記トップへ戻る ] [ euronavi.net/de HOMEへ戻る
 

▲Page Top
Copyright(C) 2004 euronavi.net All rights reserved.