Click here to visit our sponsor
2001年9月撮影(by Satoshi)、無断転載禁止



スポンサー
Click here to visit our sponsor
 
>> ドイツサッカー 現地観戦記   [ 観戦記トップへ戻る ] [ トップページへ戻る

2001年09月11日(火) ゲルゼンキルヒェン
01/02シーズン、UEFAチャンピオンズリーグ1次リーグ開幕節(グループC)
FCシャルケ04 vs パナシナイコス 0:0(0:2)

 2001年9月にドイツを訪ねる機会があった私は、スケジュールの合間を利用して、9月11日のチャンピオンズリーグ開幕節をゲルゼンキルヒェンでむかえることにしていた。というのもゲルゼンキルヒェンに本拠地を置くシャルケ04は、リーガ2位に躍進しチャンピオンズリーグに初挑戦。しかもそのホームスタジアムは、8月にできたばかりのドイツ初のドーム型スタジアム「アレナ・アウフシャルケ」
 というわけで事前にネットでチケットを確保しておいた私は、近郊のデュイスブルクに宿をとり、ゲルゼンキルヒェンへむかうことにしていた。

 米国同時テロがあった2001年9月11日、私はゲルゼンキルヒェンでチャンピオンズリーグ開幕節「シャルケ対パナシナイコス」(グループC)を観戦した。その日、私は宿を近郊のデュイスブルクにとることにして、駅に着いたあと観光案内所でホテルを紹介してもらってチェックインした。その後、昼食を食べに中心部へ出て、それから市内を散策。ホテルへ戻る前に、列車の時刻表を確認すべく中央駅に立ち寄ったら、ドイツの大きな駅にはたいてい設置されている大型のテレビモニターの前にたくさんの人だかり。見ると、高層ビル火災の様。しかも2つの建物が両方とも燃えている状態。これはすごいことになってると思ったら、原因が飛行機の激突でテロだという。すぐにホテルに戻ってテレビをつけると、さっき見たばかりの建物の片方が今度は崩壊していて、もう一つも崩れ落ちていくではないか。これは大惨事だとかなりビビる。さらにそれがイスラム系のテロで、ドイツ語では自らの命を犠牲につっこむことを「カミカゼ・アクツィオン」というらしく、「カミカゼ」という言葉を連発していたのが気になる。ただそんなことはどうでもよくて、とにかくこれが言葉で表現できないほどの大惨事であることは、ドイツ語が苦手で苦労している私でもイヤと言うほどよく分かる。

 そのままテレビに釘付けになっていた私だが、試合が始まるのでゲルゼンキルヒェンへ移動開始。デュイスブルクからの列車にはすでにサポーターがちらほら。私はビールをごくごく飲んでる若いサポーターと隣同士の席で、彼に「こんな時だからサッカーの試合どころじゃないよ」と言われ、「そうだねぇ、まったく」とうなづいていると、酔っぱらいシャルケサポが登場。「おまえら、心はシャルケだろ。アメリカ?今日はシャルケの日じゃないか。だろ?」といって、ビールを配り出す(笑)。若いサポーターは、「おっさん、信じられないね。どれだけの人が犠牲になったか知ってんの?なに考えてんだ?」と反論。しかしもらったビールはごくごく飲み干す。でも、彼は2機目の飛行機が衝突する衝撃的な映像がまだ頭に残っているようで、なんだかぼーっとしている。スタジアムについても、どこでもこのニュースについて語り合う人ばかり。それでも、アウフ・シャルケでのチャンピオンズリーグの開幕戦ということで、徐々に応援も盛り上がりを見せ、満員のスタジアムに選手入場。そしてキックオフの時には、コンフェデ杯の時のように黙祷。このとき再び、多くのサポが午後に飛び込んできた惨事のことを思い出す。

[チケット入手について]

バックスタンドのチケット、拡大表示可能
 ・バックスタンド中央 110DM(56.42EUR、6500円) 前売

 オープンしたばかりのドーム型新スタジアム「アレナ・アウフシャルケ」だが、前のパルク・シュタディオンよりも豪華とはいえ、チケットの価格設定も高くなって、けっこうきつい。バックスタンド中央ということで良い席だったが110マルク(56.42ユーロ)とドイツでは高い方。
 入手についてだが、現在ほとんどの試合で当日券が期待できないため、あらかじめ公式サイトからリンクされているシャルケのオンラインチケットを扱うサイトでクレジットカードを利用して購入。すでにこの110マルク(56.42ユーロ)の席しか残っておらず選ぶ余地なし。もっともシーズンチケットホルダー向けの席の割合が大きいため、一般に出回る席はあまり選べない。
 ネット購入の際は、チケット到着がギリギリになる可能性大なので、郵送先として宿泊先気付を指定しておいた。実際、チケットが届いたのは、3日前の土曜日だった。
 なおチケット右側に2枚の半券が付いているが、これは当日の市電チケットの代わりとなる。このチケットには試合当日の市電乗車料金が含まれていることになっており、試合当日はこのチケットを持っていれば、切符を買わなくてもキセルにはならない。もっとも、試合当日の混んだ車両に検札が来ることは少ないので、利用せずにそのままであるが...また、このスキャンしたチケットのどこにもモギられた跡がないのは、アウフ・シャルケの場合、チケットの右側にあるバーコードを自動改札で認識させて通るシステムになっているからだ。よって偽チケットでの入場は困難と考えるべきだろう。


新スタジアムでのCL開幕戦。サポーターが入口に殺到中。


両チームがウォーミングアップを開始。


周りは全員敵。パナシナイコスサポーターが必死に声援を送ってました。


両チームの選手が入場。

 さて試合の方だが、前半は一進一退のまま0-0で折り返すことに。シャルケの攻撃陣がことごとく引き気味のパナシナイコスディフェンスに阻まれ、なんだかイヤな雰囲気。後半に入ってもパナシナイコスのアウェーサッカーを切り崩せないでいたシャルケは、アサモアを投入してアガリ、ムペンザ、アサモアの黒人トリオで攻撃的な布陣を敷くが、これが裏目に出る結果に。まずはパナシナイコスが貴重なフリーキックのチャンスをものにし、これを途中出場のクロアチア代表ブラオビッチが見事に直接決めて先制。さらにその数分後、前がかりになったシャルケのフォーメーションを突いたカウンターが決まり2点目。すでに試合は残り10分。この時点で、多くの人が席を立つ。私もその一人。

01/02 UEFAチャンピオンズリーグ1次リーグ開幕節(グループC)


FCシャルケ04
0 前  半 2

パナシナイコス
0 0
0 2
後  半
得 点 経 過
  '76 ヴラオヴィッチ
'80 バシナス
出 場 選 手
(※ 選手名の右側の数字は、Kickerによる採点)
FCシャルケ04 (3 - 5 - 2)
GK

レック (3)
DF
ハイト (4)
ウァルドホ (5)
ヴァン・ケルクホーフェン (4,5)
MF
オゥデ・カンプフイス (4)
ネメツ (5)
ファン・ホークダレム (4,5) ('78 ジョルジェヴィッチ)
ベーメ (5) ('68 アザモア)
メラー (5) ('58 ウィルモッツ (4.5))
FW
ムペンザ (4,5)
アガリ (4)
パナシナイコス (4 - 4 - 2)
GK

ニコポリディス (3,5)
DF
ヘンリクセン (2,5)
キルギアコス (2,5)
セイタリディス (3,5)
フィッサス (3)
MF
パウロ・ソウザ (2,5)
バシナス (3)
カラグニス (3)
ミカエルセン (3) ('77 ヴォコロス)
FW
コルッカ (4) ('67 ヴラオヴィッチ)
コンスタンティノウ (3,5) ('89 サリッチ)
警 告 ( ) / 退 場 (
ムペンザ
  
ミカエルセン
カラグニス
[DATE] 2001年9月11日(火)
[STADIUM] アウフ・アレナ・シャルケ(ゲルゼンキルヒェン)
[ATTENDANCE] 52,333人

 スタジアムを出ると、外にはアウフシャルケやUEFAチャンピオンズリーグのロゴが入ったフラッグがスタジアムが囲んでいくつも並んでいるのだが、すべて半旗になっていた。私は早足で市電の停留所へ。すでに試合をあきらめたシャルケサポでけっこう混んでいた市電に乗って中央駅へ急いだ。そして駅でデュイスブルク行きの列車を30分ほど待つ羽目に。私の隣では、酔っぱらったシャルケサポのごついおばちゃんが、血を吐いて周囲を驚かせている。「見てんじゃねぇよ」と言わんばかりの形相で、線路に向かって吐き散らすおばちゃん。かなりワイルド。この日はけっこう寒くて、30分ホームで待つのはけっこう堪える。

 やがてデュイスブルク行きの列車が来て乗車。30分弱でデュイスブルクに到着。デュイスブルクからもけっこう観戦に来ている人がいて、シャルケサポが駅に降り立つ。私は夕食をまともに食べてなかったので駅前のファストフードで夜食を調達してホテルへ。部屋へ戻り、テレビをつけると番組はすべてテロ事件の特別番組。0時半からのRTLのチャンピオンズリーグダイジェスト番組ももろちん中止で、かわりに短い結果報告。どこでもテロ事件で犠牲になった方への黙祷が捧げられたり、またローマ対レアルでは選手が肩に喪章をつけてプレーしていた姿が映された。シャルケのライバル・ドルトムントは、前半0-2で負けていたことはスタジアムの電光掲示板に出た途中経過で知っていたのだが、そしてもちろんシャルケサポはそのことで歓喜していたが、その後2点返して引き分けに持ち込んでいた。

最終更新日: 2005年03月03日

観戦記トップへ戻る ] [ euronavi.net/de HOMEへ戻る
 

▲Page Top
Copyright(C) 2004 euronavi.net All rights reserved.