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2001年3月撮影(by Satoshi)、無断転載禁止



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2001年03月24日(土) レバークーゼン
2002年W杯欧州予選(グループ9)
ドイツ代表 vs アルバニア代表 2:1(0:0)

 2001年2、3月に2ヶ月間、ドイツの友人家族のところ居候していた私は、帰国を前にして最後のサッカー観戦として、W杯欧州予選のドイツ代表戦を予定していた。私が観戦する予定だったドイツ代表vsアルバニア代表の試合は、大好きなレバークーゼンのバイアレナで開催される。そこで、私は宿泊拠点となるデュッセルドルフへ列車でむかった。

 2ヶ月の滞在の最初の頃は、「まだ2ヶ月もある」と思ったものだが、滞在後半になってスケジュールがつまり、サッカーを観戦に行く機会も最初の頃に比べて減ってしまった。その中で、このW杯予選だけは譲れず、3月24日、私はいつものようにハイデルベルクを出発した。今回のドイツ代表の相手は、格下のアルバニア代表ということで、開催地は小さめのスタジアムとしてレバークーゼンのバイアレナが選ばれた。今回も、3回連続で「Deutsche Fussball Bundesliga」というサイトを主宰するデュッセルドルフ在住のあり氏とご一緒での観戦となった。というわけで、まずはあり氏がお住まいになっている、デュッセルドルフにて予約しておいたお気に入りの駅前ホテル「CVJM」にチェックイン。ホテルの部屋では、同グループの「イングランド対フィンランド」の試合を生中継していたので、それをテレビ観戦することに。試合の方は、フィンランド代表が、イングランド代表相手に健闘するものの、ベッカムのミドルが見事に決まって、2-1でイングランドが勝利。これでまだ予選が始まったばかりとはいえ、最下位だったイングランドが勝ち点3を稼いできた。このイングランドの結果をふまえて、番組はまだ客が入っていないレバークーゼンからの中継となり、今夜の試合の見どころなどが論じられていた。聖地ウェンブレーでのアウェー戦でも勝利をおさめ、ここまで全勝のドイツ代表。追われる立場である以上、ここは格下アルバニア代表をしっかりたたいて勝ち点を稼いでおきたいところだ。

 前回レバークーゼンにてブレーメン戦を観戦した際ゲットしたマッチデープログラムには、この代表戦のプレビュー記事が載っていたが、レバークーゼンサポにとってのこの試合の目玉は、ノヴィユといった自分のチームの選手が出る以上に、人気者のフェラー監督の凱旋試合という点であった。もともと引退後レバークーゼンのフロントに残ったフェラーだが、ダウムの麻薬スキャンダルで、いきなり代表監督に就任し、それ以前に全く監督経験がないにも関わらず、その後ちゃんと実績を残していつの間にか定着。そしてこの凱旋となった。また、記事によると、過去に3回レバークーゼンで代表戦が行われているらしいが、そのいずれも勝利しており、このバイアレナでのドイツ代表の勝率は10割!ここまで聞くとずいぶん聞こえの良い話だが、ちなみにその相手は、ルクセンブルク2回とモルドバ1回...実に面白いデータであった。

[チケット入手について]

バックスタンドのチケット、拡大表示可能 ・バックスタンド中央
 75DM(38.35EUR、4500円) 前売

 この試合も、「ルールダービー(シャルケ対ドルトムント)」、「レバークーゼン対ブレーメン」同様、一緒に観戦したあり氏にお世話になり、チケットを事前に確保して頂いた。この試合については、インターネットで早くから販売されていたものの、すぐにネット分は売り切れ、その後はスタジアムに隣接するファンショップで売られていた模様。そしてそのファンショップ販売分を、「レバークーゼン対ブレーメン」のチケットとともにあり氏が事前に購入してくださった。

 前回レバークーゼン戦を観戦した時、けっこう試合開始ギリギリでの到着だったので、今日は前回よりも少し早めにあり氏が車で迎えて来てくださったのは、試合開始の2時間前。レバークーゼンまでは、デュッセルから車で30分くらいなのだが、ここで駐車場が分かりにくくやたらと遠いところにあるレバークーゼンの特徴から、道に迷うというちょっとしたトラブルが発生。結局、ごく普通に試合開始30分前にスタジアム入り。駐車場に行くまでにいったんスタジアム前を車で通過したが、アルバニアサポーターの多さにかなり驚く。アルバニアからの労働者がドイツや近隣の西欧諸国にかなりいるとは聞いていたが、これほどの数が集まり盛り上がりを見せるとは思わなかった。クラブの応援が中心で、代表については強豪相手でない限りそれほど盛り上がらないドイツとは大きな違い。スタジアムの外では、赤色に黒字のアルバニアの大きなフラッグが何本も売られ、応援態勢は出来上がっていた。

私は、スタジアムでドイツ代表関連のグッズを買いたかったが、外の出店ではいろいろ売られているものの、スタジアム内は皆無。いつもレバークーゼンの試合の時にグッズショップが出ているブースは、この日はコカコーラなどの飲み物を売る臨時のコーナーに代わっていて、結局ドイツ代表関連のオフィシャルなグッズは買えず。それはともかくも、スタジアムに入って、あらためて思ったのが、とにかくいろいろなところにいるアルバニアサポーター。一生懸命応援しているので目立つということもあるが、こんなにまで盛り上げてくれるとは。一方、ドイツ人は、ゴール裏の一部以外はいたって冷静。静かに代表戦を観戦といった感じで、余裕が感じられる。いつもリーグ戦と違って、チャリティーマッチみたいな雰囲気。

2002年日韓W杯 欧州予選 グループ9


ドイツ代表
2 前  半 1

アルバニア代表
0 0
2 1
後  半
得 点 経 過
'50 ダイスラー
   
'88 クローゼ
  
'65 コーラ
  
出 場 選 手
(※ 選手名の右側の数字は、Kickerによる採点)
ドイツ代表 (3 - 4 - 3)
GK

オリヴァー・カーン (2,5)
DF
クリスティアン・ヴェアンス (4,5)
イェンス・ノヴォトニー (5)
カルステン・ラメロウ (5,5)
MF
セバスティアン・ダイスラー (3,5)
ディトマール・ハマン (6) ('46 レーマー (4))
イェンス・イェレミース (5,5)
マルコ・ボーデ (4,5)
FW
メーメット・ショル (4)
オリヴァー・ノイヴィル (3,5) ('72 クローゼ)
オリヴァー・ビアホフ (5) ('46 ヤンカー (5.5))
アルバニア代表 (3 - 5 - 2)
GK

ストラコシャ (5)
DF
ヴァータ (3) ('78 スケラ)
シピ (2,5)
シャンバ (4)
MF
ララ (4)
ハシ (4) ('84 ファカイ)
コーラ (3)
ヴァータ (3)
ムラティ (2,5)
FW
ブシ (3,5) ('63 ラクリ)
ターレ (3)
警 告 ( ) / 退 場 (
ハマン
ショル
クローゼ
ヴァータ
ムラティ
  
[DATE] 2001年3月24日(土)
[STADIUM] バイ・アレナ(レバークーゼン)
[ATTENDANCE] 22,500人

 それでも、試合が始まると、チャンスがあれば手をたたいての応援が両チームのサポーターからおこり、けっこうな盛り上がりを見せる。ただ、試合の方は、不振続きのエース・ビアホフの空回りが全て。またイギリスから駆けつけたハマンが、いきなりイエロー食らってから、萎縮して、全然ダメ。むしろアルバニア代表がドイツ代表相手に健闘している点が目立つ感じ。何度か決定的なチャンスを得るも、ビアホフのミスなどで、ドイツはこの格下相手に得点を奪えず、そのまま0-0で前半が終了。後半もこのような状態が続いて、スコアレスドローという最悪の結果になってしまうのではないかと私は本気で危惧したが、フェラー監督はきちんと後半開始からビアホフとハマンをベンチに下げて、ヤンカーとレーマーを投入。それはそれで妥当な選択ではあったが、いざビアホフがピッチからいなくなると、これがビアホフの最後になってしまうのか、とちょっと寂しげな気分に...(笑)。こうしたドイツ代表のいやな雰囲気を断ち切ったのが、ヤングパワーの急先鋒、クリスティアン・ダイスラー!午後の右サイドからのベッカムのミドルシュートに影響を受けたのか、ダイスラーは左サイドからミドルシュートを放ち、見事に先制ゴールをゲット。これでドイツサポは大いに盛り上がる。


日韓W杯を最後に代表を引退したマルコ・ボーデ


守護神カーンを中心にゴールを守るドイツディフェンス


ショルとラメロウがボールを奪いに向かう


2006年W杯はドイツで開催することになりました。

 しかし、ピッチの上では依然としてアルバニア代表の果敢な攻めが展開され、ドイツ代表のディフェンスはどうもチグハグ。ついにそのほころびが表面化したのが、ダイスラーのゴールから15分後の後半20分。コーラの同点ゴールで1-1。これには、わざわざレバークーゼンに大挙してやって来たアルバニアサポがとにかく盛り上がる。自分の前の方にいたアルバニアサポもしばらく座る様子がなく、後ろの人々にかなり迷惑。でも、その気持ち、分からないでもない。けっして豊かな生活ができているわけでもなく、外国人労働者としてドイツを支える彼らが日頃の鬱憤を晴らすかのような大騒ぎ。見たか、ドイツと言わんばかり。ちなみにここ数年のドイツ代表対アルバニア代表の試合のデータが、この日販売されていたマッチデープログラムに記載されていたが、過去にドイツが全勝しているも、どの試合もかならず失点しているという特徴が見られた。そしてその傾向は、この1点により、今回も引き続き継続されることに。


左サイドからショルがクロスを放つ


アルバニアの選手が倒されて両チームの選手がエキサイト。

 アルバニアサポが大いに盛り上がる中で、ドイツ代表は依然として攻めあぐんだ状態が続く。一方、前半からドイツ相手にかなり飛ばしたいたアルバニア代表にも疲れが見え始め足も止まり始めたのが試合時間も残り10数分くらいになったころから。そしてハシという、ボール以外のところでの悪質なファールや、演技バレバレの転び方などいろいろな意味で注目の選手が交代させられたのが84分。そして、これで両チームそれぞれ3人の交代枠を使い終わり、さあ試合も残り数分となったところで、とうとうドイツに決勝ゴールが。ヤンカーの放ったシュートのこぼれ玉を、最後は途中出場のクローゼが押し込んで「ごっつぁんゴール」!このカイザースラウテルンで活躍中のクローゼ、次のギリシャ戦でも途中出場でゴールをマークし、いずれも途中出場なのに2試合で2得点のハイペース。これが決勝点になって、2-1と、格下アルバニア相手に辛勝したドイツ代表。


クローゼの決勝ゴールでドイツが2-1にて辛勝。

 翌28日にも欧州各地では予選が行われ、前述のようにドイツ代表はアウェーでギリシャと対戦したのだが、これを4-2とアウェー戦も関わらず4ゴールをマークして快勝。依然として全勝でグループ9の首位をキープ。EURO96で優勝するものの、98年W杯ではクロアチアに見事なまでにリベンジを食らい、そしてEURO2000では前回優勝チームのプライド無く、グループリーグで敗退と、もはやドイツサッカーは終わったと世界中に恥をさらした彼らが、わずか1年も経たないうちに復活を遂げつつある。今、もっともワールドカップ本大会に近い欧州チーム、それがドイツ代表である。

最終更新日: 2005年08月16日

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