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2000年欧州蹴球観戦紀行   欧州蹴球観戦紀行トップページへ戻る

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   2000年03月07日(火)夜 「ジロンダン・ボルドー vs マンチェスター・ユナイテッド」観戦

チャンピオンズリーグ「ジロンダン・ボルドー vs マンチェスター・ユナイテッド」

 ホテルで身支度して夕食をとってから、ボルドー対マンチェスター・ユナイテッドの一戦にのぞむ。すでにパルク・レスキュール界隈はものすごい人だかりだ。セキュリティチェックを終えて、スタジアムへ入場。ゴール裏の前の方の席だったが、安い値段相応に見にくい。ただキーパーの感じる緊張感を共有できるグラウンドレベルの高さというのも、新鮮な眺め。

ゴール裏のチケット、拡大表示可[チケット入手について]

 ゴール裏 150F(22.87EUR、2500円)
  当日券購入

 この前のページにて、書いたように試合当日の午前中に当日券を購入することができた。相手は前年ビッグイヤーを獲得した強豪のマンUであり、マンUといえば海外遠征する熱心なサポーターが多い。ということで、スタジアムはけっこう混雑するのではと思われたが、余裕で購入できたのはかなりの驚き。
 その要因としては、ボルドーの2次リーグでの大不振。CLが平日の夜という中途半端な時間帯に開催されることなどがあげられる。しかし、けっして注目度が低いわけではなく、町ではマンUとの試合を記念した特製Tシャツが売られたり、テレビでは前夜からボルドー入りしたマンUの様子が報じられたりとこの試合への注目度はそれなりに高かったようだ。

拡大表示可能 Photograph by St. Marco Kabayama
ゴール裏の入場ゲートにて(左)、ゴール裏のボルドーサポ(右)

Photograph by St. Marco Kabayama Photograph by St. Marco Kabayama
試合開始を待つ観客

UEFA Champions League 2次リーグ(グループB) 第4節


ジロンダン・ボルドー
1 前  半 2

マンチェスター・U
1 1
0 1
後  半
得 点 経 過
'9 パボン
  
  
 
'33 キーン
'84 スールシャール
出 場 選 手
(※ 選手名の右側の数字は、L'Equipe紙による採点)
ボルドー(4 - 4 - 2)
GK
ラメ 6
DF
グレネ 6
サベリッチ 7
アファヌ 5
ボニセル 6
MF
ジアニ 4.5 ('60 ルビエール -)
バトル - ('9 ディアバテ 5)
パボン 6.5
ミクー 7.5
FW
ウィルトール 7 ('82 ファインドゥーノ -)
ラスランド -
マンチェスター・Utd.(4 - 4 - 2)
GK
ファン・デルホープ 5
DF
G. ネビル 5
スタムおじちゃん 6
シルベストル 6.5
アーウィン 5 ('83 スールシャール -)
MF
ベッカム 5.5
キーン 7
バット 6
ギグス 6
FW
シェリンガム 5.5 ('77 ヨーク -)
コール 4.5 ('86 ベルグ -)
警 告 ( ) / 退 場 (
ラスランド
パボン
グレネ
スタム
ギグス
  
[DATE]2000年3月7日(火)
[STADIUM]スタドゥ・レスキュール(ボルドー)
[ATTENDANCE]30,130人

 既に勝ち点1でビリほぼ確定のボルドー。あきらめムードがただようかと思ったがそんな気配まったくなし。スタジアムは、マンUサポも多かったが(マンUサポの海外遠征率が高いのは有名な話ですが)、もちろんスタジアムはボルドーファンが中心でほぼ満員。私のいたゴール裏は、熱狂的なボルドーサポーターオンリー(反対側のゴール裏は角にマンUサポ用のエリア有り)。みな、おらがクラブが、世界一のボルドー相手にいかに健闘できるかに注目。
 ちょっと話が脱線するが、ボルドーにおけるチャンピオンズリーグへの注目度はきわめて高い。ほとんどデパートでは「がんばれボルドー」といった感じのコーナーが設けられ、チャンピオンズリーグにちなんだグッズが売られている。ボルドーの属するB組のチーム名が全て入ったマフラー、ボルドー対マンU記念Tシャツなど、とにかく気合いは入りまくり。今回、チャンピオンズリーグは異なる都市で4試合観戦したが、こんなの初めてである。よっぽどチャンピオンズリーグの2次リーグに進出できたのが嬉しかったのだろう。モチベーションの高さには頭の下がる思いである。

Photograph by St. Marco Kabayama 拡大表示可能
選手入場・整列

拡大表示可能
[パノラマ写真] ゴール裏からの眺め

 というわけで、応援にも熱が入る。おそらく、ボルドーの先制点は、この熱のこもった応援によるものだと今でも確信している。そういう意味では、ゴール裏でボルドーサポと一緒に応援できて良かったと思う(フィオファンの私としては、ここはボルドーにマンUを撃破してもらいたかった)。
Photograph by St. Marco Kabayama
なんとボルドーが気迫の先制ゴール
 その先制点について。前半は私たちのサイドに向かってボルドーが攻めることになっていたので、マンUのGKファン・デルホープは真後ろに敵のボルドーサポを背負う形で、重いプレッシャーを背負ってのプレーを強いられていた。そして、試合が始まってまもなくの前半9分。ボルドー攻撃陣の積極的な上がり、最後はMFバボンのミドル。ほとんどキーパー正面。とりあえずシュートで終わってよかったね、といった感じ。しかし、このシュートをボルドーサポの大声援がサポート。なんと、マンUのGKファン・デルホープがハンブル。そのままボールはゴールマウスへ。歓喜するボルドーサポ。私は確信した、ホームの力を。そして、今日ボルドーはやってくれると思った。
 しかし、ボルドーも運が悪すぎた。なんとパスも出せるし点も取れるというラスランドが立て続けにファールを犯してなんと退場。このボルドーというチームは、このラスランドとウィルトールの破壊力抜群の2トップ。そしてMFのミクーとジアニ。だいたいこの4人による攻撃の組立に魅力があり、それがこのチームの強さである。しかし、ラスランドの退場で、ウィルトールがパートナーを失って孤立。彼は一人で上がっていてその優れた個人技で仕事をするタイプだが、その彼が0.5列下がってプレーする場面もしばしば。もうこれ以上ボルドーは点が取れないといった雰囲気。もっとも、マンUのディフェンダー陣がしっかりしているのも事実。相変わらずこわそうなオッサンのスタムを中心とした堅い守り。とりわけ、右サイドのG.ネビルのプレーが素晴らしかった。目立ちはしないが、敵の攻撃の芽を確実に摘んでいくそのディフェンスは、マンUの強さの一つである。ほんとに小柄な体でよくがんばっていた。

Photograph by St. Marco Kabayama
試合を激写するカメラマンたち

 というわけで、10人でプレーのボルドー。もはや点が入る気配なし。そして、33分、とうとうキーンに同点ゴールを許し、前半終了。ここで、引き分けでもしょうがないか、あとはせめて引き分けてもらおうと、後半も引き続き応援。今度は、マンUがこっちサイドに攻めてくるので、その都度、ボルドーディフェンダーに届くように応援。それと、ベッカムがボールを持つたびに、とにかく大ブーイング。これは儀式の如く、試合開始からずっと続く。とにかく、ベッカムがボールを持ったらブーイング。けっして容赦しない。ただ、ライアン・ギグスのプレーには、思わず口を開けて見入ってしまった。あまりに速い左サイドの駆け上がり。「ライン際の魔術師」とはこのことか。ライン際を一気に駆け上がって正確なセンタリング。あの渋い顔で、一気に駆け上がる。速すぎる。すごすぎる。

Photograph by St. Marco Kabayama  Photograph by St. Marco Kabayama
コーナーキックを蹴るベッカム(左)、ボルドーの必死の反撃(右)

Photograph by St. Marco Kabayama
スールシャールの決勝ゴール

Photograph by St. Marco Kabayama  Photograph by St. Marco Kabayama
ライアン・ギグス(左)、結局マンU勝利で試合終了(右)

拡大表示可能

 とうとうマンUに決勝点を許したのは84分。途中交代して入ったスールシャールによるゴール。静かなスタジアムでマンUの選手たちが喜び合う。反対側ゴール裏横に陣取ったマンUサポによる歓声だけが響く。私たちのゴール裏は静まり返る。これが現実。相手が強すぎた。ラスランド退場は痛すぎた。そして無情のタイムアップの笛。
 これで、リーグ敗退が確定したボルドー(まだ若干のチャンスはあったのだが)。観客は足早にスタジアムをあとに。私たちも、スタジアムをあとに。すると、スタッフのおじさんに呼び止められる。その人は、午前中、チケットを買いに行った時に私が道を尋ねたおじさんだった。その案内スタッフのおじさん、近くにいた若い女の子を適当に連れてきて、写真を撮ってくれと私に頼む。私は持っていたカメラで撮影。おじさん大満足。といっても、その写真は私のフィルムの中。何が目的だおっさん。一緒に写真におさまった女の子たちも、このおっさんの奇特な行動に困惑気味。でもおじさんは笑顔。
 そして、私たちはスタジアムをあとに。ホテルへ戻り、わずかな睡眠時間を大切にする。翌朝の起床は3時半の予定だった。

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