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2000年欧州蹴球観戦紀行   欧州蹴球観戦紀行トップページへ戻る

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   2000年03月06日(月) ミラノ→ニース→ボルドー

ミラノからボルドーまで

 ミラノダービーから一夜明けたこの日、実に1週間ぶりにサッカー観戦の予定がない日である。しかし私たちにのんびりする余裕などなかった。今日は明日のチャンピオンズリーグに向けた移動日である。私たちも過密日程なのだ。というわけで、ホテルの朝食をパスして早朝にミラノ中央駅を出発。実に15時間にも及ぶ列車の旅を敢行。一路、フランス西部、大西洋に面するワインの里、ボルドーへ向かった。
 ミラノからボルドーへ向かうためには、南仏にあるリゾート地を通る列車を利用するのだが、これが意外に混雑路線。とりあえず、ジェノバをすぎ国境を越え、モナコ公国を通過してニースまで列車で行く。ニースに着いたのが12時前。ここからボルドー行きの列車に乗るのだが、これが実に混雑していて、席を見つけるのに一苦労。やっと見つけた席も予約席であったため次の駅で別の席に移動する羽目に。ただ、運良く予約のない席が2つ空いて、マルコカバヤマと着席。交代で、昼食をとりにいこうということで、先にカバヤマ氏がビュッフェ車両へ。その間に、私はサイフのイタリアリラを取り除き、フレンチフランと入れ替える。
 やがて、カバヤマ氏が戻り、今度は私がビュッフェへ。ちょうどお昼時の時間帯ではあったが、ビュッフェを利用している人などおらず、いわんやランチセット(サラダと一品料理)を注文している人など私だけ。たぶん、サンドイッチなどの軽めの食事か列車を降りてから食べるのが普通なのだろう。でも私たちはそんなこと言っていられない。朝食もろくにとれず腹が減っており、また15時間の列車の旅。選択の余地なしである。すてきな車窓の眺めを楽しみながら、昼食をいただく。
 お腹一杯で満足げに席へ戻ると、やがてマルセイユに到着。ここでさらに混雑。連結部分にも人があふれる。この後、列車はマルセイユをすぎて、モンペリエ、トゥルーズと98年ワールドカップゆかりの地を停車。この区間、列車はひじょうに混雑し、トイレの便器に座る強者まで現れる始末。そんな中で、私の斜め前の若い男性に、粋なフランス人の原風景を確認。この男性、静かに読書をしていたのだが、彼が栞代わりに本に挟んでいたのは、トランプのジョーカー。うー、かっこよすぎ。このミスター・ジョーカーもトゥルーズ手前で下車し、混雑も峠を越えて空席が見え始めた頃、日も暮れ始めた。
 最終的に私たちの目的地であり、列車の終点であるボルドーに着いたのは、10時前。しかし、この時私たちは意外な事実に気づき、このボルドー遠征の意義を失いつつあった。というのも、私が昼食の時、明日の予定を確認しようとトーマスクックの時刻表をチェックしていたところ、思わぬ事実を発見。なんと明日ミュンヘンに行くために予定していたパリ行きの夜行が運行されないではないか(金と日のみの運行に対して明日は水曜)。これでは、ボルドーでCLを観戦した後、翌日のミュンヘンでのCLに間に合わない。すでにミュンヘンでの試合はチケットも持っているし(インターネット経由で購入)、こっちは闘将ローター・マテウスのドイツ最終戦。捨てがたいというか、絶対に譲れない。
 マルコ・カバヤマ氏、自らのビッグイベントであるミランダービーが終わった余裕からか、すでにボルドーでの観戦はあきらめ、シャトーにでも行ってくるとの発言。私の方も、うー、残念。でも仕方ないかとあきらめモード。そんな状況で、ボルドー駅を下車。駅前のホテルにチェックイン後、近くのレストランで夕食、就寝。

   2000年03月07日(火)午前・午後 ボルドー市内散策

ボルドーにて

 長い長い移動日から一夜があける。私はまだあきらめがつかない。なんとかミュンヘンまで行く手段はないか。まず駅前の長距離バスのオフィスをチェック。都合の良いバスなど見あたらず。それから、とりあえずということアメックスのオフィスに両替に。そこでミュンヘンに行きたい旨を伝え(正確には、どうしてもミュンヘンに行かねばならない、しかも安く、と相手にとっては意味不明な要求)、旅行会社は近くにないかと尋ねる。すると手頃な旅行会社が近くにあると教えてくれる。さっそく、その旅行会社に。担当のお兄さんに、同様に、明日安い値段でミュンヘンに行かねばならない、という滑稽な要求を提示。
 すると、なんと700フラン弱(106.71ユーロ)で航空券があるという。てことは、日本円で1万5000円もしない。これには驚き。というのも、日本にて欧州内のフライトを日本との往復とは全く別に購入しようと思い、HISに問い合わせた際、3万円くらいはかかってしまうと言われたことがあったからだ。だから、3万は覚悟していたし、とはいってもさすがに3万もかかるとすると貧乏旅行者の私としてはちょっとためらってしまう。しかし、1万5000円弱。幸い、今回の旅行、サッカーチケットが思ったよりもずっと安く買えたため(結局、一回もダフ屋の世話にならずに済んだのが要因かと思う)、まだカネには余裕アリであった。そこで、この航空券を利用しようと決意。ただ、まだボルドー対マンUのチケットが手元にない。次はこれを手に入れねば。
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スタジアム近くのタバコ屋
 というわけで、パルク・レスキュールへ急ぐ。マルコ・カバヤマ氏が、はなからボルドーでの観戦をあきらめていたのは、このチケット問題の解決に不安を抱いていたことに起因する。当日券はまずないだろうとふんでいた彼は、先の2月25日ストラスブールの試合が延期になり観戦できないと私からの国際電話で知ると、この時間を利用してボルドーへチケットを買いに行こうと提案してきたくらいだ。さすがにそのことには難色を示した私であったが、私も彼同様当日券はまずないだろうと、ダフ屋を相手にすることを覚悟していた。したがって、仮に航空券という鉄道の代替手段が1万5000円以下で手に入ろうと、ボルドーの試合自体の観戦が困難ではないかと思っていた。ただ、3試合をこなして折り返したこの段階でボルドーの勝ち点はわずかに1という事実。また、ヨーロッパは日本と違ってチケットを当日に買いに来る人が多いという習慣。チャンピオンズリーグが平日の夜というわざわざスタジアムに足を運ぶにはおっくうな日程で開催されること。これらの要素が私たちに少しでも味方してくれれば、と思った。
 スタジアムに到着すると近くにあったゲートは閉まっており、当然チケットを売るらしき窓口も閉まっている。そこで、近くのたばこ屋のおばちゃんにチケットはどこで買えるか尋ねる。すると、左裏にまわったところだと教えてくれる。もし売り切れなら、もう売り切れだよとか教えてくれるかもしれないのに、ただ場所を教えてくれるあたり、私はこの時点で当日券の存在を確信し、少々早歩きで歩き始めた。カバヤマ氏はまだ半信半疑。そしてチケットを売っていると言われた窓口に到着。なんと!当日券を販売しているではないか!

拡大表示可能 Photograph by St. Marco Kabayama
昼間のパルク・レスキュール

 ボルドーでのシャトー巡りツアーへの参加や明日のミュンヘンでのBMW博物館見学でも十分悪くないし、1試合くらい観られなくなることは覚悟してたよ、というカバヤマ氏は当日券が販売されていることを知ってもまだ迷いを残す。そこで、せっかく来たんだから行こうぜ、と誘う私。なんだかんだ言って最終的には、カバヤマ氏も快諾。ゴール裏150フランのチケット2枚購入。これで、予定通り2試合(ボルドー対マンU、バイエルン対レアル・マドリー)とも観戦できると分かり、ホッとする。
 そしてホッとするのもつかの間、この日は本来なら夜行列車でパリに行く予定だったが、明日の飛行機で直接ミュンヘンへ行くことになったので、ホテルに延泊希望を出さねばならない。12時がチャックアウトの時間だからそれまでにホテルに帰らないとと、スタジアムをあとにしてバスに乗ったのが11時半。なんとか12時前にホテルに戻って、延泊希望の旨を伝える。すると今日は予約がいっぱいだから無理だというお返事。そこで、今すぐ2泊分キャッシュ支払いたいと、申し出る。すると、もう1泊お泊まり下さいというお返事。なんだ、おまえは、「現金歓迎」とか書いてある田舎の国道沿いのガソリンスタンドか、コラ、と思うが、許す。
 これでホテル問題解決。次は航空券。再び先程訪ねた旅行会社へ。今度は別のお姉さんが対応。午前中に尋ねたお兄さんは新米のようで、案内に幾つかのミスがあったことが判明。午後のフライトで夕方に着いたのでは、時間的に間に合わないと分かり、早朝便しか選択の余地なし。しかもお値段がちと高く900フラン弱(137.20ユーロ)。1万6000円くらい。でも、少なくとも2万以下。今さら問題になる額ではない。そこでその航空券を購入。なんと朝6時20分の便。ボルドーの空港は駅からバスで45分〜1時間。4時半にはホテル出るのかよ。ハードスケジュールを痛感。

拡大表示可能 Photograph by St. Marco Kabayama
カフェで盛り上がるマンUサポ

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カンコンス広場方面をのぞむ(左)、ボルドー市庁舎(中央)、サンタンドレ聖堂(右)

 こうして、交通手段を確保することのできた私たちは、残った時間を利用して、ボルドー中心部を散策。観光案内所近くのラ・ヴィノテーク・ド・ボルドーでおみやげのワインを購入したり。最終的には、アキテーヌ博物館を見学した後、少し買い物をしてホテルへ。ホテルで身支度して夕食をとってから、ボルドー対マンチェスター・ユナイテッドの一戦にのぞむ。

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