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2000年欧州蹴球観戦紀行   欧州蹴球観戦紀行トップページへ戻る

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   2000年03月05日(日)夜 ミラノにて、「ACミラン vs インテルナツィオナーレ」観戦

ミラノダービー観戦

拡大表示可能
ミラノ地下鉄チケット
 結局、列車は7時20分すぎにミラノ中央駅に到着。ほんとは、7時前には着く予定だったので、ちょっとあせる。とりあえず、列車の扉が開くと、駅を駆け抜けてメトロの駅へダッシュ。2号線でCadorna駅まで行って、Lotto駅へ行く1号線へ乗り換える予定だったが、自分の行きたい方面のホームが見つからない。というのも、私が手元に持っていたメトロの路線図が古く、Romolo駅が終点となっていたがその先にさらに駅ができたらしく、それに気づく間に一本電車を乗り損ねる。
 そして次の電車に乗り込んで、Cadorna駅へ。けっこうパルマ戦とダービーをハシゴされている日本人の方は多く(地元の人間で、2チームを応援しようなどという不届きな人間は珍しいと思うが...)、パルマで見かけた顔をCadorna駅でもちらほら。ここで1号線に乗り換えのだが、途中のPagano駅の先で二手に分かれるため、Lotto駅へ行くには、Morino Dorino駅方面の電車に乗らねばならない。勢い余って(?)、先に来たBisceglie駅方面の電車に乗ってしまった方もちらほら見られたが、ここは冷静に、次に来たミランサポとインテルサポで混み合う電車に乗り込む。
 Lotto駅に着くと、改札で思わぬ光景に出くわす。改札出口の所にいつもはいるはずのない検札のような人が何人もたっている。きっとキセル防止でもやっているのだろうとポケットの切符をいつでも出せる状態にしておいて、改札へ向かった。すると、実は彼らはダフ屋だとすぐに気づく。とにかく、キックオフまであと数十分。とにかく手持ちのチケットを売りさばきたいダフ屋のみなさま。とにかく改札出口のところで必死に最後の売り込み。おそるべし。
 もちろん相手にする暇などなく、無視してダッシュでスタジアム送迎無料バスの乗り場へ。ちょうど出発直前のバスに乗り込むことに成功。あとは、バスにゆられること数分でサンシーロ前の駐車場に到着。基本的にどのゲートからもスタジアム敷地内へ入れるというので、すいているゲートを探して並ぶことに。でもいくら探しても、どこも混んでいる。すると、いきなり若い美女登場。片言の英語で「チケット余ってませんか」と尋ねられる。もちろん、そんな余ったチケットなどなく、その旨を伝えるものの、どうせ安いんだからもう1枚買っておくべきだったと後悔。
 もうどの列も混んでいたので、自分の座席に近そうなゲートの列に並び、しばらく並んで入場。暗がりの中での手作業での適当なチケットチェック。これならニセチケットでも入れそうだなという印象。

メインスタンド2階席のチケット、裏表拡大表示可[チケット入手について]

メインスタンド2階席 59.000Lit(30.47EUR、3540円)
  事前に予約購入(定価)

 私たちは、もちろん事前に完売となるミラノダービーのチケットを、ダフ屋のお世話になることなく定価で購入できた。というのもその方法とは、日本からFAXで申し込むというもの。私たちは、これでチケット予約に成功し、この旅行記の2月28日のコーナーで書いたように、事前にチケットオフィスで受け取ることができた。(参考:2/28「ミラノにてダービーのチケット確保」
 このように当時はダービーいえどもFAXという手段で外国人が気軽にチケットを入手できたのだが、翌シーズン以降、この拙サイトの情報が一躍広まったが(このネタでアクセスが増えたという話も)、ミランは外国人といえども個人客のFAXでの注文を無視するようになり、FAXでの購入は事実上困難に。
 その後、外国人にとってFAXに代わる新たなチケット事前購入の手段として、ネットでのオンライン販売がスタート。クレジットカードを利用して気軽にチケットを確保できるようになった。なお、このオンライン販売での購入方法については、拙サイト内、「イタリア都市別観戦ガイド・ミラノ編」を参考にされたい。

 座席はメインスタンド2階席だったので、階段をぐるぐると登りまくる。そしてたどりついた2階。スタジアムの中にはいるとすでに数多くのヒト、ヒト、ヒト。通路にも階段にも人があふれかえり、なぜか自分の席がない数多く人(ニセチケットで入場だろう)が、そこらじゅうに腰掛けていて、歩いて自分の席に行くのが困難。やっとのことで、自分の席にたどりつくと、そこにはいち早くサンシーロに行くと言っていた友人マルコ・カバヤマの姿はなく、ハゲたおっさんが。とりあえず、自分の席につくものの、彼が来る前にこのバカをどかさねば、と思う。しかし一向にどく気配なし。やがて、階段の下の方にマルコ・カバヤマがいるのを発見。となりのおっさんに、おまえここの席じゃないだろ、チケット見せてみろよ、と英語で尋ねる。おっさん、英語は分からなくとも座席についてだとは理解しているご様子。こっちにしてみればそれで十分。早く見せろよ、とちょっとこっちもお怒りモード。隣の人も、わざわざ私の言っていることをイタリア語に訳す。もっともそんなことしなくても、オッサンは自分の罪を理解しているはず。しかし、私ではなく隣のイタリア人に言われたことで、彼に対してチケットを見せてニヤリと笑う。私もそれをのぞき込む。ニセチケットである。かんべんしてくれよ、まったく。あとは、強引にでも、どかすのみ。おっさんにイタリア語で愚痴られるも、おまえと一緒でてめえの言葉なんて分からねえよ、の一点張りで通す。オッサン、前の空いている席に移動。懲りない男である。
 オッサンが席を移動したところで、やっと階段を登ることのできたマルコカバヤマ参上。なんでもだいぶ前からサンシーロに入っていたのだが、ミラングッズを見ていたら遅れたとのこと。いろいろおみやげを買い込んだご様子。さすが根っからのミラニスタ。私にとって昨日のフィオ戦がそうであったように、彼にとってこのミラノダービーはこの旅行の一番のイベントであり、純粋に応援に打ち込める試合なのである。

イタリア セリエA 第24節


ACミラン
1 前  半 2

インテルナツィオナーレ
0 1
1 1
後  半
得 点 経 過
  
  
'91 シェフチェンコ
'43 サモラーノ
'63 ディ・ビアージョ
    
出 場 選 手
(※ 選手名の右側の数字は、RAIによる採点)
ACミラン(3 - 4 - 1 - 2)
GK
アッビアティ 6
DF
チャモ 5..5
コスタクルタ 6 ('25 サーラ 6)
マルディーニ 6
MF
ガットゥーゾ 6
デ・アシェンティス 6 ('67 アルベルティーニ 6)
アンブロジーニ 6
セルジーニョ 5.5
ボバン 6
FW
ビアホフ 4.5 ('75 ホセ・マリ 6)
シェフチェンコ 6
インテルナツィオナーレ(3 - 4 - 1 - 2)
GK
ペルッツィ 6.5
DF
シミッチ 6.5
ブラン 7
コルドバ 6.5
MF
パヌッチ 6.5
コウエ 6
ディ・ビアージョ 6.5
サネッティ 6
シードルフ 6.5 ('92 セレーナ -)
FW
サモラーノ 6.5 ('82 バッジョ -)
レコバ 6.5 ('79 ムトゥ -)
警 告 ( ) / 退 場 (
ガットゥーゾ
ボバン
ディ・ビアージョ
コウエ
シードルフ 
[DATE]2000年3月5日(日)
[STADIUM]ジュゼッペ・メアッツァ(通称:サンシーロ)(ミラノ)
[ATTENDANCE]81,000人

 カバヤマ氏が席についてから、やがて定刻の8時半になり、それから少し遅れて選手入場、キックオフ。ミラン、インテルそれぞれのゴール裏サポーターが趣向を凝らした応援を展開。さらに、発煙筒や花火も次から次へと点火する。彼らはゴール裏2階席に陣取っているため、そのつど1階席の観客は避難というか逃げまどう。火の粉が上から降ってくるからだ。

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試合開始直前のミラン・サポ

 さて試合の方だが、翌日ガゼッタには「Spettacolo Inter, Fantasma Milan」とあったが、調子の良いインテルに最悪のミランというのが印象。インテルの良いところとミランの悪いところばかりが目につく中で、インテルの圧勝に終わったという感じ。試合終了直前にお約束のPKを得てシェフチェンコが1点をとったことで、歴史の1ページには2-1という結果で残る1999-2000シーズン第2戦のミラノダービー。とはいえ、結果は2-0によるインテルの圧勝である。最後にリッピがバッジョを交代起用させるほどの、ある意味での余裕をインテルに与えてしまったミラン。ファンの信頼を失う結果である。そしてそのファンの1人マルコ・カバヤマにとっては、苦いミラノダービーデビューとなってしまった。

Photograph by St. Marco Kabayama  Photograph by St. Marco Kabayama
ボバンのフリーキック、誰に合わせるのか。

Photograph by St. Marco Kabayama  Photograph by St. Marco Kabayama
コスタクルタ負傷で途中交代(左)、ボバンのコーナーキック(右)

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先取点を決めたサモラーノの名前がスクリーンに紹介される(右)

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[パノラマ写真] メインスタンド2階コーナーよりからの眺め

Photograph by St. Marco Kabayama  Photograph by St. Marco Kabayama
0-1で前半終了(左)、インテルサポーターのリーダー格(右)

Photograph by St. Marco Kabayama  Photograph by St. Marco Kabayama
後半開始前の発煙筒合戦。左がインテル、右がミラン

Photograph by St. Marco Kabayama  Photograph by St. Marco Kabayama
指示を出すザッケローニ監督(左)、両チームがエキサイト!(右)

Photograph by St. Marco Kabayama  Photograph by St. Marco Kabayama
ディ・ビアージョの決勝ゴール(左)、もはやミランディフェンス崩壊(右)

Photograph by St. Marco Kabayama  Photograph by St. Marco Kabayama
後半37分、バッジョ投入(左)、シェフチェンコのPKゴール(右)

Photograph by St. Marco Kabayama  Photograph by St. Marco Kabayama
何負けてんだ、ミラン(左)、歓喜のインテル with リッピ監督(右)

 また、フィオファンとしてどちらかという遠目に冷静な観戦を心がけていた私にとっても、このダービーの雰囲気にそれほどの感動や喜びを覚えることはなかった。というのも、スタジアム内にいる余計な人間が多すぎ。たくさんの人が見に来て盛り上がるのは大いにけっこうだが、そこにはアレナのオランダ代表戦、オリンピコでのローマ戦、後日観戦したミュンヘンでのバイエルン戦で感じた感動的な雰囲気とは程遠いむさ苦しさが蔓延していただけだった。
 最後に、帰りのトラムでの出来事。インテルを応援しているらしい若者らが、大声で応援歌を合唱していたが、どれも途中までしか歌えない。公衆の面前でわめきたいなら、せめてちゃんと覚えてからにしてもらいたい。10年早い。

昼間、マルコ・カバヤマ氏が撮影。Photograph by St. Marco Kabayama
おまけ:ダービー当日、昼間のサンシーロ

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