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2000年欧州蹴球観戦紀行   欧州蹴球観戦紀行トップページへ戻る

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   2000年03月01日(水)夜、「FCバルセロナ vs FCポルト」観戦

チャンピオンズリーグ「FCバルセロナ vs FCポルト」@カンプ・ノウ

 チャンピオンズリーグの場合、試合開始が20時45分と遅く、試合が終わるのは、22時30分すぎになってしまう。そこで、夕食を比較的遅い時間帯に撮るスペインにおいては、まだ夕食を食べるには時間が早かったが、夕食をとってからスタジアムに行くことにした。とはいえ、やはりまだ夜の営業を開始しているレストランは少なく、少し探すのに苦労する。結局、ホテルの近くでと思っていたが、ランブラス通りの方まで歩いてしまい、そこで安っぽいレストランに入店。レストランの中は、まだ人はまばら。とりあえずビールを飲んで時間をつぶしている人がいる程度。せっかくスペインに来たんだからということで、パエリアを食す。味はまあまあ。
 お腹がいっぱいになったところで、メトロにのってカンプノウへ。試合のない昼間は、どちらかというと閑静な住宅街というか、静かな地域だが、試合のある夜ということで、通りはスタジアムへと向かう人であふれている。すでに午後に行ったときに、自分たちの入場するゲートを確認しておいたので、簡単にゲートにたどりつく。その付近では、ソシオらしき人が、チケットを欲しがっている人を集めて、交渉をやっていたり、中高生くらいの少年がチケットを求めている姿が。マルコ・カバヤマ氏は、せっかくだから安いチケットを手に入れられないかトライしてみると言いだす。安く手に入れば、元はとれるかもとのこと。というのも、観光案内所で手配されたチケットはゴール裏の3階席、おそらく一番安い席である。それよりは、メインスタンドやバックスタンドでみたいもの。なんといっても、カンプノウはものすごくでかいスタジアムと聞いている。でも私はたまにはそういう席でもいいやと割り切っていたので、先に入場することに。もし別のチケットをゲットしても、とりあえずハーフタイムとかに3階席で会おうと約束し別れる(基本的に席種間の移動は難しいが、この場合3階席のチケットを持っていたのでそれで可能ということで)。

ゴール裏3階席のチケット、拡大表示可[チケット入手について]

 ・ゴール裏3階席 10.500Pt(63.11EUR、7140円)
  観光案内所で予約購入

 本文でも書いたが、今回、ローマからの往復でバルセロナでは1泊しかしなかった私たちは、なんとしてでも事前にチケットを確保しておきたかった(わざわざ飛行機で往復して、試合は観られないというのではちょっとショック)。というわけで、手数料として定価の半分をとられてしまうため、かなり割高であるが、ランブラス通りの日本語観光案内所のチケット確保代行にお願いする。
 というのも、バルセロナはソシオによるシーズンシートの割合が高く、一般に出回るチケットが少なく、当日券を期待しにくいからだ。案の定、この試合でも当日券はおそらくなかった模様だが、スタジアムの中はかなりの空席がある状態(シーズンチケットを持っている人が来てないものと思われる)。
 したがって一般人がスタジアムに入るためには、ソシオの人からチケットを分けてもらうという方法が、かなり有効というか必要な手段として存在する。実際かなり割安で入れてもらえるケースもあるようだ。「準ダフ屋」とでも言おうか。しかし、私たちの場合、前述のようにそうしたリスクは犯したくなかったし、バルセロナでの滞在時間が限られていたため、そうしたことに手間をかけたくなかったという事情があった。また、二人とも英語はある程度話せてもスペイン語はさっぱりで、言葉の不安も拭えなかった。というわけで、この旅で唯一、チケット購入のために、手数料を払うこととなった。

 カンプノウは、あまりにでかいスタジアムのため、チケットに書かれている2つのゲートを頼りに自分の席にたどりつくことになる。まず、指定されたスタジアム敷地内へとの入場ゲートへ向かい、そこでチケットを切ってもらい、ボディチェックを受けて敷地内へ入場。次に、スタジアムにある指定のゲートでチケットを提示して、自分の席のあるブロックへ。なんといっても、3階席。ひたすら階段をのぼる。アレナの時もだいぶ階段をのぼったがそれ以上。
 たどり着いた3階席。そこから見えるのは、ものすごいものすごいほんとにでかいスタジアム内。今まで、EURO2000のオランダ会場だとか、ストラスブールだとか、試合を観戦したレバークーゼン、トリノ、ローマなどでいろんなスタジアムを見てきたが、スケールが違う。EURO2000の決勝会場であるデカイプを一回り大きくしたサイズ。

拡大表示可能
[パノラマ写真] ゴール裏3階席からの眺め

Photograph by St. Marco Kabayama  Photograph by St. Marco Kabayama
試合前のスタジアム(左)、ゴール裏の電光掲示板(右)

 スタジアムの大きさもすごいが、この3階席、風の強さもすごい。かなりの高さなので、そのまま風に舞ってしまうのではと思ってしまうくらい。その風の影響か、人がたくさん入場しているためか、3階にいると、たまにスタジアム全体が揺れるのを感じる。
 チケットの座席を探そうとするが、座席番号を示す案内が分かりにくく、結局座席は無視して適当にその近くに座ることに。というのも、はっきりいってガラガラ。観光案内所の人は、チケットがほとんどなくて、隣同士の席はとれなかったと弁解し、私たちに若干離れた距離にある2枚のチケットを渡したが、私の周りには誰もいなかった(笑)。これが観光案内所の諸事情によるものか、ゴール裏のチケットを持っている人が来なかったか、別の場所で観戦しているのか、真実は定かでないが、すいているにこしたことはない。
 結局、試合開始まで混雑することはなく、適当に座っているとはいえ、周りに誰もいないガラガラの席に座っているのも少し寂しいかぎり。近くにいるといえば、ポルトサポの2人組くらい。すると、私の座っているエリアへの入口にあたるゲート付近にカバヤマ氏の姿が。結局、埒があかず、あきらめてやって来た模様。カバヤマ氏も3階席のこの有様にびっくり。というわけで、私たちは、前半はガラガラの3階席中段で観戦したが、後半からは、前から2列目に入り込んで観戦することにした。この前列付近はさすがに混んでいて、活気アリだった。

Photograph by St. Marco Kabayama  Photograph by St. Marco Kabayama
選手入場・整列(左)、選手紹介・フィーゴ!(右)

UEFA Champions League 2次リーグ(グループA) 第3節


FCバルセロナ
4 前  半 2

FCポルト
3 1
1 1
後  半
得 点 経 過
 
'16 リバウド
'22 F. デブール
'45 クライファート兄貴
   
'89 リバウド
'5 ジャルデウ
  
  
  
'79 ジャルデウ
  
出 場 選 手
FCバルセロナ(4 - 3 - 3)
GK
ヘスプ
DF
プジョール('46 レイツェハー)
アベラルド
F.デブール
ゼンデン('52 デウ)
MF
ルイス・エンリケ
グァルディオラ
コクー
FW
フィーゴ('86 R.デブール)
クライファート
リバウド
FCポルト(4 - 3 - 2 - 1)
GK
デュデク
DF
エスケルディーニャ
アロイシオ
ジョルジュ・コスタ
セクレタリオ
MF
シャイーニョ
ペイシェ('74 アレッサンドロ)
ルイ・バロシュ('39 ドミンゴス)
FW
ドゥルロビッチ
ジャルデウ
カプチョ('74 クレイトン)
警 告 ( ) / 退 場 (
   アロイシオ
ジョルジュ・コスタ
[DATE]2000年3月1日(水)
[STADIUM]カンプノウ(バルセロナ)
[ATTENDANCE]65,000人

Photograph by St. Marco Kabayama  Photograph by St. Marco Kabayama
ポルトのエース・ジャウデウのゴール(左)、バルサのゴール(右)

 さて試合の方は、いきなり前半5分に、ポルトが先制。決めたのは、ポルトのエースとして注目されていたジャルデウ(シーズン終了後、トルコのガラタサライに移籍、夏のスーパーカップでさっそく活躍)。前日にラツィオの負けを見ていただけに、今日も一波乱?と思ったが、そんなことはなかった。16分に得たゴールから約25メートル(翌日の新聞発表)のフリーキックを、リバウドが見事にゴールマウスへ。おそるべし、リバウド。ちょうど、私が渡欧する直前、リバウドのプレーはつまらないというお門違いな批判を、オーバーヘッドで一蹴したリバウド。ヤツは本物だ。さらに、フランク・デブール、そして我がクライファート兄貴のゴールで、3-1。これで前半終了。クライファートのゴールが入ったときには、ほぼ勝利を確信した。
拡大表示可能
カンプノウの電光掲示板

Photograph by St. Marco Kabayama
だめ押しのバルサ4点目(左)

Photograph by St. Marco Kabayama
バルサの勝利で試合終了(右)

 したがって、後半は膠着状態が続いたが、これはレバークーゼンで見た展開と全く同じで、このまま終わりかなぁと思った、後半30分頃、なんとジャルデウがこの日2点目となるゴール。これで3-2と1点差に詰め寄るポルト。ポルトは隣国ポルトガルのチームということで、アウェーサポもけっこう来ていて、コーナー3階席の一角と、メインスタンド上段端の2カ所を中心に陣取っているポルトサポーターが歓喜。それでも、バルササポは、自分たちのチームを信頼しているのか、いたって冷静。
 そのサポーターに応えるように、リバウドがハーフウェイラインを越えたところから出たコクーのパスを、左サイドでとり、そのまま、ゴールへとロングドリブル。何人かディフェンダーをかわして、そのままゴール!リバウド、ホントにホントに、本物だ!
 ゴールを決めたリバウドのところへチームメイトが集まる。まず彼のところへ行ったのが、我がクライファート兄貴。二人は肩を組んで、集まる他のチームメイトのもとへ(ちょうど左上の写真がそれ)。この時の肩を組んだ二人の笑顔が、この試合を代表する写真として世界中に発信されることに。結局、終了直後のこのビューティフルゴールで、リバウドに始まりリバウドに終わる、リバウド三昧の試合。4-2でバルサが快勝。ライバルのレアルマドリーが前日にバイエルン相手にサンチャゴベルナベウで2-4と大敗したこともあり、バルササポーターはバルサの勝利に大喜び。見たか、レアルめ、と言わんばかり。
 後半以降は3階席2列目で観ていたのだが、試合後、その前に座っていたバルササポの女の子が、目があった私に「バルサ!」と笑顔で叫ぶ。わざわざ、地中海を越えてやって来た甲斐があったと、妙に納得してしまった私...。
 とにかく、ラツィオにつまらない試合を見せられた私たちにとっては、バルセロナで観たこのスペクタクルな試合展開には感涙もの。3-1になった後でも、攻撃の手を緩めず攻め続けるバルサ。その要は、右サイドのフィーゴだった。そこには、クライフ時代に見られた「攻撃は最大の防御」と言わんばかりのバルセロナ・スピリット。攻撃サッカーここにあり。DF専門は2人で、両サイドは上がりまくりの攻撃的な布陣は、オランダ代表戦の時は前で活躍していたゼンデンが、DF登録で名目4バックの一角に入っていることでも理解できる。結果として、ジャルデウに1点差に詰め寄るゴールを許したものの、3-1よりも、4-2で勝つことを好むあたり(結果としてそうなるあたり)、オランダ的であり、バルサ的だ。
 さて、12時頃にホテルへ戻ると、私たちはすぐに就寝。というのも、翌朝はかなり早く起床する必要があった。なんといっても朝一番の便でローマにとんぼ返りの予定。明日からまた、イタリアでの観戦が続くことに。前日の火曜から次の日曜まで6日間連続での観戦予定が待っていた。

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