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   2000年02月23日(水)午後 ロッテルダムへ 「デ・カイプスタジアム」見学

ユーロ2000決勝会場、デ・カイプスタジアム見学

Photograph by St. Marco Kabayama
ロッテルダム中央駅

 当初はロッテルダムに着いてから昼食にして、それからバスでのんびりスタジアムに行こうかと言っていたのに、1時間以上遅れてロッテルダムへ着いたため、昼食どころか、急いでスタジアムへ行ってもスタジアムツアーには遅刻しそうな勢い。というわけで、昼食は断念して、スタジアムへ急ぐことにした。幸い、スタジアムへ行くバスが、発車を待っていたため、それに乗り込み、まもなく発車。30分くらいかけてバスはスタジアムの前に到着。これは、いわゆるバックスタンド側で、スタジアムツアーの集合場所であるメインスタンドのクラブオフィスはちょうど反対側だった。バスの運転手の人が親切にそのことを教えてくれたので、メインスタンド側へ急ぐ。クラブオフィスの受付で、事前にやりとりしたFAXを見せ、列車の遅れで遅刻してしまったことを詫びると、すでにスタジアムツアーは始まっているが、まだ始まったばかりということで途中から参加させてくれた。私達はオランダ語が全く分からないので、ガイドはオランダ語で行われたが、私達には英語の案内が渡され、それを頼りに理解していった。前回私がアイントホーフェンのフィリップススタジアムを訪ねた時は、個人的に案内してもらったのだが、今日は、定期的に行われている一般向けのスタジアムツアーに参加。この日の参加者は、20人くらい。親子連ればかりで、フェイノールトファンと思われるガキを連れた家族が多かった。ほとんどというか私達以外はみなオランダ人のようで、私達だけ英語のガイドを頼りとしていた。時々、親切におじさんが英語で、私達に説明したり話しかけたりしてくれたが。
 そのガイドのおじいさんは、古い写真も一枚一枚丁寧説明しながら、ロッテルダム・フェイエノールトが世界の中心であるかの如く、純真無垢な子供たちを洗脳していた。おじさんの口癖は、「アレナは○○だが、ここは...」という言い方。アレナへの対抗意識。それはフェイノールトのアヤックスに対する対抗意識でもあった。EURO2000の決勝会場となったこのデカイプ。まず、メインスタンド側に案内され、そこからスタジアム内全体を眺めたが、確かに大きなスタジアムではあった。しかし、それほど大きな迫力は感じなかった。というのも2階席までの観客席に周囲を囲まれただけといった感じのどこにでもありそうなスタジアムだったからだ。芝の管理が素晴らしいとか諸々の理由でヨーロッパ一のスタジアムとして選ばれたこともあるみたいだが、それほどの感慨は受けないまま、ここでEURO2000の決勝が行われるのかぁ、へぇー、程度であった。

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[パノラマ写真] バックスタンド前列からの眺め

拡大表示可能 Photograph by St. Marco Kabayama
 フェイノールト・スタジアム、通称「デ・カイプ」(左)、メインスタンド側からの眺め(右)

 メインスタンドの座席で、スタジアムの概観について一通りの説明が行われた後、私達ツアー一行は、ロッカールーム、インタビュースポット、プレイヤーズトンネルなどを案内された。プレイヤーズトンネルには、壁画がペイントされていて、EURO2000のロゴや、1999-2000シーズンはフェイノールトがチャンピオンズリーグへ出場していたためチャンピオンズリーグのロゴなどがあった。試合直後に、選手や監督をつかまえて興奮のインタビューをとるインタビュースポットは、プレイヤーズトンネルの階段を上がったところにあり、そこからロッカールームへと廊下が続いていた。

Photograph by St. Marco Kabayama  Photograph by St. Marco Kabayama
アウェーチーム用ロッカールーム(左)、一時在籍していたクライフの写真(右)

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プレイヤーズ・トンネル(左)、生まれつきフェイエールトファンのガキども(右)

 一方、ツアーの順番では一番最後の見学となったが、このロッカールームなどがあるメインスタンド側の建物の中に、プレスルームがあり、テレビでお馴染みのスポンサーのロゴが散りばめられた「屏風」(笑)がちゃんと用意されていた。
 このフェイノールトスタジアム。古いスタジアムであったものを90年代に入り大改装して現在のようになり、アレナを抑えてEURO2000の決勝会場になるまでになった。この大改装では、昔メインスタンドとして使われていたサイドがバックスタンドとなり、貧相なバックスタンド側に立派なクラブオフィスを造ってメインスタンドとして仕上げたのである。したがって、現在は、試合の時に利用される鉄道駅から遠い位置にメインスタンドがある。
 それはともかく、そういうわけでバックスタンド側の古い建物は、古き良きフェイノールト・スタジアムを知ることのできる施設として格好の見学場所になっている。ここでは、昔のロッカールームなどが保存されており、昔のプレイヤーズトンネルも見学できた。一時期、クライフが在籍していたことのあるフェイノールト。そんなわけで、ガイドのおじさんは、クライフはここで着替えて、このトンネルを抜けてピッチへと向かったんだという風に説明していた。

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プレスルームの記者会見用シート(左)
スタジアム外にある会場案内図(右)

 このバックスタンド側には、この他に留置場もあった。もし、あなたがフーリガンで、試合中、乱暴狼藉を働いた場合、連行されるのはこの留置場である。そこには、警察の詰め所もあり、そこの留置場で留置された後、署まで連行されるであろう。システムはこうだ。試合中、このバックスタンドの一角にある部屋では、何台もののモニターを利用してケンカなどが発生していないかどうか常にチェックされている。そして、ひとたび事件が発生すると、無線で最も近い位置に待機している警備員に連絡が入り御用となる。そしてこの部屋の一角にある留置室で留置。証拠としてモニターの映像が保存されており、場合によれば立件される。また、クラブカード(オランダで試合を観る場合には、原則としてこれが必要。EURO2000などは例外)が剥奪され、今後のスタジアムへの入場が禁止されるそうだ。

Photograph by Satoshi  Photograph by Satoshi
スタジアム入口のセキュリティーチェック(左)、旧メインスタンドにあたる現バックスタンド(右)

 さて、現メインスタンド側にある別棟の建物1階にフェイノールトのグッズショップがあり、バックスタンド側見学後に案内され、ツアー参加者には特別引換券が渡された。それでピンバッジ、ポストカードセットなどの幾つかのグッズを選んで、無料で頂くことができ、またそこでおこやげを買う時間が設けられた。私はとくにグッズは買わず、ガキどもに混じって、引換券でフェイノールトのピンバッジを頂く。グッズショップ内には、子供用ユニ、タオル、ボール、マフラーの他、文房具から大人用の立派なバスローブまで、数多くのフェイノールトグッズがあった。

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スタジアム横の建物にあるフェイノールトグッズショップ

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グッズショップ内の品揃え

  さて、来たときの列車の遅れが気になり、帰りも遅れては大変ということと、ツアーが思った以上に充実しており、終わる気配がなかったため、プレスルームにて古き良きフェイノールトの話を聞いた後、途中で失礼することに。案内してくれたおじさんに、その旨を伝え、握手。バス停に急ぐことにした。

 バスで中央駅へ戻り、中央駅にあるピザハットでピザを2枚と飲み物を買い、来ていた列車に乗り込んでアムステルダム駅へ。車内で、ひじょうに遅い昼食として、空腹を通り越したお腹であったがピザを食す。さて列車の方だが、やはり先程の列車の遅れは何らかのトラブルによるものなのか、予定とは異なるルートを通り、30分ほど遅れてアムステルダム中央駅へ。途中、アレナ近くも通ったのだが、車窓に映るアレナ周辺にはすでにかなりの人が集まりだしていた。だが、私たちはホテルへいったん戻って荷物などは置いてサッカー観戦へ行きたかったので、そのままアムス中央駅へ到着。ホテルで、荷物を置き、私の場合は着ていたジャンパーにコンパクトカメラを結びつけてしまい、ポケットにISA1600の高感度フィルムを入れ、サイフなど最低限必要なもの、そして大事なチケットをジャンパーの内ポケットにしまって、いざ出発。中央駅では、すでにオレンジ色の人々が熱狂して列車のホームへと向かっていた。

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