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2000年欧州蹴球観戦紀行   欧州蹴球観戦紀行トップページへ戻る

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   2000年02月22日(火)午後 オランダ代表練習見学

衝撃的な出会い

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アイントホーフェン→ドュイフェンドレヒト

 アイントホーフェンから、アムス方面の列車にのってとんぼ返りとなった。そして、アムス中央駅へは戻らず、途中の「Duivendrecht」駅で下車。ここから15ほど線路沿いを歩いて、アヤックスの本拠地、アムステルダム・アレナスタジアムへ向かった。その目的は、あらかじめ頼んでおいたサッカーのチケットをもらうこと。試合のカードは、「オランダ代表対ドイツ代表」。
 スタジアム1階の受付にて、予約したチケットを受取に来た旨を伝えると、係りの女性が登場。ご挨拶の後、夢にまで見た(?)、オランダ代表対ドイツ代表のチケットを頂く。支払は、その場で現金で行い、「領収証はいる?」と聞かれたので、せっかくだから、サインをして領収証も頂く。アムステルダム・アレナのマークが入ったA4サイズの領収証だった。
 チケット確保というこの日にやるべき大きな作業の一つをこなした私であったが、その後の予定は友人マルコ・カバヤマ氏を空港へ迎えに行くことだった。事実上本日から始まったサッカー三昧の旅は、このサッカー狂の友人マルコ・カバヤマ氏とともに今後展開していく予定であった。そして、そのカバヤマ氏がこの日の午後、はるばる日本からやって来る予定であり、迎えにいく必要があった。

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アヤックス練習場

 しかし、迎えに行くためにはまだかなり時間があったため、今しばらくこのアレナの周辺を楽しむことにした。とはいっても何もないようなところではあるが...。まずは、アレナを通り抜ける高速道路の中央分離帯に侵入し、アレナを正面から写真におさめる。やっぱりアレナは、この高速道路がスタジアムを貫いて走っているところがポイントだなと思いつつ(既にあった高速道路の上にスタジアムをくっつけたのかもしれないが...)。それから後ろを振り返ると、広大な緑が広がっていた。たぶんあっちの方向にアヤックスの練習場があるんだろうと思い、せっかくだからということで、とぼとぼと歩いてみることに。小さい子でも、アヤックス学校とかいって、英才教育でも受けていたら面白いな、ぐらいの気分でとぼとぼと歩き始めた。その後、目の前に広がることとなるマヂカル・ワンダーランドなど考えもせずに。
 誰もいない道をとことこ歩いていると、前の方に大きなバスが止まっており、何台かの乗用車も止まっている。さらに、幾つかのサッカー練習場を発見したが、そのうち一つに、数十人の人が群がっていて、その中でサッカーをしている人々がいる。最初はそんな感じで遠目で見つつ歩いていた。ジュニアのミニゲームでも始まったのかな、ご両親も熱心だなぁ程度の気分で遠くの方を眺めていた。しかし、そんなジュニアのために、何台もの三脚が並び、何台ものカメラが向けられるであろうか。キーパーはやたらでかいし(笑)。
 もう私は、全ての事情が飲み込めた。自分がサッカー狂であるかもしれないと気づいたのはこの時である。頭で事態、というか目の前に広がる世界を理解する前に、勝手に体が動き出していた、すでに私は走り始めていたのだ。高鳴る鼓動。

 そう、オランダ代表が練習しているではないか!

サングラスをとってチームメイトと談笑中のダービッツ。 Photograph by Satoshi
サングラスを外したダービッツ
 さらに練習場横まで、やって来たところで、すごい事実に愕然。最初はフェンス越しにファンが練習を見学しているものと思ったら、みんなグラウンドの中に入って、邪魔にならないようにフェンスに寄りかかるように練習を眺めているではないか。皆がマナーを守っているからできるのか。まるで休日の小学校のグランドのように、練習する子供たちならぬオランダを代表する選手たちの様子を、グランドの周りを取り囲むご両親たちならぬファン方々が、見守っているのだ。私も、さっそくグラウンドの中へ。選手に迷惑にならないように、端の方を歩いて、見やすい場所を探していた(どこも見やすいのにぜいたくな私)。すると、向こうからボールが転がってきた。私は、近くにいた選手にパス。なぬ、クライファート!夢にまで見たクライファートとのワンツー(!?)。さらに、間髪入れずに、私の横を、サングラスを外して眼をしょぼしょぼさせている生ダービッツが通り過ぎる!さらに目の前ではベルカンプのインタビューがスタート。と、と、とんでもないところへ来てしまったもんだ。

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クライファート兄貴、白い息を吐きながらトレーニング

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写真に応じるクライファート選手

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クライファート選手の直筆サイン

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インタビュー中のベルカンプ選手

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インタビュー中のベルカンプ選手

 ちょうど私が行った時は、練習が終わろうとしていたところで、この後すぐに、マスコミの各選手へのインタビューや、ファンと選手とのサインや写真の交流タイムがスタート。動揺していた私は、流れに乗り遅れ、せっかく持ってきたサイン色紙を取り出すのに、てこずる。それを横目に、「何やってんだ?」という顔をしてボハルデが私の横を通り過ぎる(笑)。流れは早く、コクーやダービッツなどの選手は次々とクラブハウスへと消えていく。残っていたのは、クライファートとベルカンプだけに。ベルカンプの方は依然としてマスコミのインタビューを受けている。一方クライファート兄貴は、バルサのユニを持ってきた男性にサインをしたり、彼もインタビューをマスコミから求められていたが、ファンサービスには積極的に応じていた。私は、この状況を総合的に判断して、クライファート選手からサインを頂き、写真を一緒に撮ってもらおうと決意。このために、フィルムを取り替える時間はないと判断して、36枚撮りのフィルムは残り数枚を残しておいた。まず、歩きながらマスコミのインタビューに答えるクライファート兄貴に近づき、インタビューが終わると、サイン色紙を渡してサインをお願いした。多くの人はノートやTシャツそしてユニなどにサインしてもらっていたが、私はあえて純和風のサイン色紙を渡した。これは「サイン色紙」という日本の文化(笑)を知ってもらうために、わざわざ渋谷の東急ハンズで買って持ってきたものだ。案の定、クライファート兄貴は、サイン色紙の裏側に散りばめられた金粉が気になってしょうがないご様子。そして、縦横逆に使って(笑)、サインをすらりと書き上げた。
 ちょうどその時、向こうからベルカンプ選手がやって来るのが見えた。色紙はもう一枚持っていたので、大好きなベルカンプ選手からサインをもらうこともできた。しかし、私の咄嗟の判断は、「ベルカンプを切る」(刺すわけでない)という究極の選択だった。というのも、私はベルカンプのサインも欲しいけど、クライファートからもらったサインが本物だということを証明するような二人のツーショットが欲しいという欲が、それに勝った。というわけで、私は自分の横を通り過ぎるベルカンプを無視して、カメラの用意をし、すでにクライファート選手からサインをもらって喜んでいる女性に、「クライファート兄貴と写真が撮りたい。撮ってくれんか」と頼んだ。サインをもらって快くしていただけに、その女性は私の頼みを快諾。カメラを女性に手渡した私は、再びクライファート兄貴のもとへ。彼が別の人にサインし終わるのを待っていた。やがて、サインをし終わった彼は、私と目を合わせたが、「君にはもうあげたでしょ」という顔をされる。とっさに「あのぉ、一緒に写真も撮ってくれませんか」と英語で尋ねるが、あまりよろしくないご様子。と思ったら、タイミングよく、カメラをお願いした女性が「パトリック!××××(彼と一緒にハイチーズみたいなオランダ語)!」と叫んでくれる。急にかっこいい表情で彼女の方を見つめるパトリック。やっぱりミラノでその名を挙げた女好きだぜ、兄貴(笑)。というわけで、見事、サイン色紙を持った私とクライファート兄貴のツーショット写真をゲットする(上の写真)。

※ここで得た私なりの結論
1人で練習を見学していて選手とのツーショット写真をゲットするには、既に選手からサインをもらったりして気を良くしている地元の女性にお願いすべし!

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選手バスへ乗り込む前のファンデルサール

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いよいよ選手バスが出発、名残惜しむファンとマスコミ

 その後、選手が乗り込むバスの前でも、生の選手を楽しむ。私の横では、ファンデルサール選手が、親しいファンのおじさんと談笑していた。彼は、ほんとに背が高い選手であった。最後にクライファート兄貴がバスに乗り込み、側面トランクが閉まると、オランダ代表を乗せたバスは動き出した。ファンは明日の試合での勝利を願って、バスが見えなくなるまで手を振っていた。
 この日、練習を見学に来た人は、私以外はほとんどかなり通のオランダサッカーファンであったご様子。ほとんど皆知り合いのようで、選手バスがいなくなった後は明日の待ち合わせなどをしていた。実際、20人ほどの人数だったファンの中で、サインをお願いしていたファンは、さらにごく一部であり、そのことからもこんな光景が日常茶飯事という方が多かったようだ。その中で、私の胸の鼓動は人一倍、高く鳴っていたと思う。
 あまりに衝撃的な出会いであったからか、連日の旅の疲れか、スキポール空港へと向かう列車に乗る頃から咳がひどくなり体調の異変を感じる(笑)。なんとか、落ち着きを取り戻してきた頃、空港の到着ゲートから少しずつ日本人らしい乗客が出てきた。そしてその中から、友人のマルコ・カバヤマ氏を発見。

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ドュイフェンドレヒト→スキポール空港
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スキポール空港→アムステルダム中央駅

 長旅でお疲れ気味のマルコ・カバヤマ氏を連れて、列車でアムス中央駅へと戻る。そしてそこから行き慣れているホテルへ直行。前の日一人で泊まった部屋はツインルームで、それと同じ部屋に今日も泊まることになっていたので、ただ同じカギをもらって自分の部屋へ案内。カバヤマ氏、初めてのオランダで、荷物を下ろしてほっと一息。その時、私はあの色紙を取り出す。熱狂的なミラニスタであるカバヤマ氏曰く、「彼はミランではさっぱりだった」。おっしゃる通りであった。だが、その後のEURO2000での兄貴の活躍はご存じの通りである。
 一休みの後、夜のアムスの町へくり出す。前に行ったことのある比較的安いギリシャ料理屋へカバヤマ氏を案内。カバヤマ氏のオランダ無事到着を祝し、今後の旅の安全を願って乾杯。帰り際、せっかくアムスに来たのだから、カバヤマ氏にもあれを見てもらわないとということで、ホテル近くにある「飾り窓」のお店の前を通ることに。残念ながら、ほとんどの「窓」がお取り込み中で、窓の向こうで誘惑するセクシーな女性の姿はあまり拝見できず。
 明日はいよいよオランダ代表対ドイツ代表。テレビのニュースでは、今日の練習の様子や、アムス市内でサッカーに興じる選手の様子などが報じられていた。

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